印鑑(ハンコ)の字体の決め方!個人と法人は同じなの?

実印の書体~作成時の男性・女性のおすすめの違いと選び方~
実印の書体の選び方

実印を作成する際は、印鑑の様々な書体の中から好きなものを選べます。

そうは言っても「実印はどの書体を選べば良いの?」「そもそもどんな書体があるの?」という疑問を持たれている方もいらっしゃることでしょう。

このページでは、みなさんがお気に入りの書体を見つけて実印を作成できるよう、書体を選ぶ時に押さえるべきポイントや、おすすめをご紹介しています。

個人実印法人実印に分けて解説しているので、作成予定の実印を選んでご確認ください。

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個人実印の書体選びのポイント

個人実印を作成する時の書体選びのポイントは、可読性の低い書体で作成する選ぶこと。

解読しやすい書体だと、簡単に印影を複製できるため、悪用に繋がってしまう可能性もあります。 実印は、不動産契約や相続の際など、重要な場面で本人を証明するための印鑑なので、偽造防止のため、複雑で読みにくい書体をで作成すると良いと言われているのです。

それでは、可読性が低く、実印に人気の書体を具体的にご紹介していきましょう。

作成する実印が男性用か、女性用かによっておすすめの書体に違いがあるため、まずは、男性へのおすすめから見ていきたいと思います。


男性が作成する場合のおすすめ

男性が個人実印を作成する際の人気の書体は、篆書体てんしょたい印相体いんそうたい

篆書体は、象形文字から派生した書体で、日本銀行が発行する紙幣にも採用されています。 風格があり、力強さを感じる書体であることから、男性用の実印に人気です。

印相体は、篆書体をベースに作られた書体で、別名は吉相体きっそうたい

八方広がりの字形であることから、運気の上がる開運書体とも言われています。


女性が作成する場合のおすすめ

女性用の実印におすすめの書体は、細篆書体ほそてんしょたい

細篆書体は、読みにくい書体である篆書体から派生した書体で、実印に相応しい複雑な造りをしています。

さらに、印面の外枠の部分が太いため、印面が欠けにくく、丈夫な実印の作成も可能。

一方で、細篆書体は、篆書体よりも軽やかで柔らかい印象を与えるので、女性らしさを表現できる書体として、女性が実印を作成する際に人気の書体です。

オリジナルフォントで実印を製作している印章店も

Sirusiのオリジナル書体
Sirusiの
オリジナル書体’流篆体’
中には、オリジナル書体で実印を作成できるお店も。

例えば、印鑑通販サイトSirusiはオリジナル書体に特に力を入れており、通常の書体の他、女性向けのかわいい書体など約6種類のオリジナルデザインで実印を作成できます。

他のお店では篆刻できないオリジナル性のある実印を安価に作成できるので、個性的な実印にご興味がある方におすすめです。


ひらがな・カタカナ・英語の名前でも印鑑登録は可能

実印は、住民票に登録されている名前表記であれば登録が可能。

そのため、名前がひらがなやカタカナの場合でも、先ほどご紹介した書体を選んで実印を作成すれば問題ありません

また、それぞれの書体は基本的にアルファベット表記の作成にも対応しているので、名前が英語表記の方もご安心ください。


銀行印や認印の書体も同じ?

印鑑には、実印以外にも、銀行印や認印など色々な種類があります。

実印以外の印鑑も作る予定のある方の中には、「銀行印や認印も、実印と同じ書体で作成して良いの?」と疑問を持たれる方も。

結論から言えば、銀行印や認印の書体にも決まりはなく、銀行印や認印に実印と同じ書体で作成しても問題はありません

ただし、印鑑を見分けやすいという理由から、それぞれ別々の書体で作成する方も多いです。

それでは、実印以外の印鑑を作成する際にどのような書体が選ばれているか、簡単にご紹介しましょう。


銀行印は開運書体の印相体が人気

銀行印は資産に関わる印鑑なので、実印と同じく、篆書体印相体のように可読性の低い書体が推奨されています。

中でも「印相体」は、お金を扱う銀行印の書体として風水的にも縁起が良いとされ、特におすすめです。

ちなみに、銀行印の場合は、書体だけでなく「名前の向き」にゲンを担ぐ考え方も。

印鑑は、縦書き・横書きから選んで作成できますが、銀行印の名前は、横向きだとお金をせき止める=お金が貯まり金運に効果的だと言われています。

実印を縦向き・銀行印を横向きにすると、区別もしやすいでしょう。


認印には読みやすい隷書体や楷書体が一般的

認印は回覧板への押印や社内外文書の確認印など、日常で使用する印鑑。

実印や銀行印とは違い、誰が押印したかが分かるようにした方が良いため、読みやすい書体での作成がおすすめ。

読みやすい書体には、隷書体楷書体があります。


このように、印鑑の書体は、作成する印鑑の用途によっておすすめが違います。 実印の他にも銀行印や認印などの印鑑をセットで作成する予定がある方は、覚えておくと良いでしょう。


実印の作成前にプレビュー画像で見本を確認

実印を作成する際、「選んだ書体で実際にどのような印影が完成するのか、仕上がりイメージを事前に確認しておきたい」という方は、プレビュー機能の活用がおすすめ。

実印を注文する店舗や印鑑通販サイトにもよりますが、書体を選んで実印に彫刻する文字を入力すると、印影のサンプルをシュミレーションできるプレビューサービスのあるお店も。

注文や発送前に確認でき、お店によっては修正も可能なので、「手元に届いた実印が想像していたものと違った」というミスマッチを防ぎ、納得の書体で実印を作成できます。


また、実印を作成する際には、書体以外にサイズ印材(素材)、彫り方も重要な要素。 これから実印を作成する予定の方は、以下も確認しておきましょう。

選び方の詳細や価格相場もまとめているので、ぜひ参考にしてみてください。

実印の作り方のポイント

法人実印におすすめの書体

法人用の実印(代表者印・丸印)の書体によく選ばれているのは篆書体

偽造しにくい書体である篆書体は、個人の実印を作成する際もよく選ばれている書体ですが、会社実印を作成する際の書体としても一般的です。

大手印鑑通販サイトハンコヤドットコムによれば、会社実印を作成された購入者の方の約8割が篆書体で作成している(残りの2割は印相体)というデータも。

篆書体の風格は、法人実印としての信頼を感じられる書体としても人気です。


また、会社実印の書体以外の作成ポイントは以下にまとめているので、合わせてご確認ください。

会社実印の作成手順を確認



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