柘(薩摩本柘)のはんこ

印鑑素材の代表とも言えるのが「柘(薩摩本柘)」の印鑑。
「柘(つげ)」は、実印や銀行印などに使われる木材系の印材です。価格は材種、サイズ、彫刻方法によって異なります。
実印や銀行印、認印など広い用途で用いられており、印鑑を買う際に必ず候補に上がるほど有名な印鑑素材です。
なぜそこまで人気の素材であるのか?
その理由は、「安さ」とその安さに対する「品質の良さ」といった、費用対効果が高いからです。
柘にも様々な種類があり、印鑑通販サイトでよく見られるものは、
販売店で「柘」「アカネ」などの名前で扱われる輸入木材と、
柘のなかでも高級品として知られている「薩摩本柘」
があります。ただし、アカネと本柘を同じ樹種の別名として扱うことはできません。商品ごとに材種と産地を確認しましょう。
特にこの薩摩本柘は、実印や銀行印、さらには法人用印鑑としても人気で、高級品と言われる割には、低めの価格で流通しており、安価で良質な印材として有名です。
前置きが長くなりましたが、このページでは、そんな柘を分かりやすく説明し、気になるお値段などについてもまとめました。
柘のはんこを購入する際の参考にしてください。
柘と薩摩本柘の違いはなに??
柘も薩摩本柘もどちらも、天然の木材を使用した印鑑です。大きな魅力は、高いコストパフォーマンスと木のぬくもりが感じられる見た目にあります。
「柘」という販売名だけでは、材種や原産地を特定できません。ハンコマンはアカネを、本柘に似た性質を持つ輸入木材として説明しています。アカネ15mmの公式商品説明
薩摩本柘は、鹿児島県産の本柘として販売される印材です。薩摩本柘の公式素材説明
いったいこの2種類の柘植の印鑑の違いは何なのでしょうか?
実物がありますので、写真で見比べてみましょう。

以下は記事制作時に用意した2本を比較した感想です。色や木目には個体差があり、すべての商品に当てはまるものではありません。実物を見てみると、薩摩本柘の印鑑のほうが明るい色をしています。持ってみると、どちらも軽く持ちやすいです。
一番の違いとみられるのが、木目の密度の濃さ。薩摩本柘のほうが素材の木目が細かく見え、味わいがあります。
ハンコヤドットコムは薩摩本柘を、繊維が緻密で印材に適した木材として紹介しています。ただし、写真だけで密度や耐久性を測定することはできません。産地の気候だけを根拠に、個々の商品の品質を断定することも避けましょう。
開運の言い伝えと、印材選びの基準

本柘や薩摩本柘は、縁起物として紹介されることがあります。上の画像は記事制作時の開運イメージです。素材や産地によって運勢が良くなる、金属や樹脂を選ぶと運勢が悪くなる、といった効果を確認できたものではありません。
縁起を好みの一つとして楽しむ場合も、価格・サイズ・彫刻・保管のしやすさなど、確認できる商品条件を中心に選びましょう。

実印や銀行印は大切に管理するものですが、価格や材種が持ち主の社会的な価値を示すわけではありません。用途に合う印面やサイズと、予算に合う商品を選んでください。
柘・薩摩本柘の15mm価格例
旧表は個人実印15mm・寸胴を基準としていましたが、材種・彫刻・付属品の対応が未確定の商品が含まれていました。旧価格は確認待ちとし、以下は今回あらためて確認した現行商品例として紹介します(2026年9月10日確認)。
アカネの旧掲載商品
従来の7店の掲載商品は、材種や付属品を含めた特定が済んでいないため、現行価格として掲載していません。アカネと本柘を同じ商品として比較しないようにしてください。
販売名が「柘」だけの商品は、購入前に販売店へ材種・産地・ケースの有無を確認してください。
薩摩本柘の現行商品例
税込・個人実印15mm・単品・ケース別売り・有料オプションなし。送料は別途確認してください。彫刻方法などは店ごとに異なります。以下の現行商品と旧掲載商品が同一だったと確認できたわけではありません。
| 公式通販・商品条件 | 税込価格 |
|---|---|
| ハンコヤドットコム 薩摩本柘・実印60×15mm・標準手仕上げ | 4,980円 |
| はんこプレミアム 薩摩本柘・実印15mm | 4,280円 |
| ハンコマン 薩摩本柘15mm | 6,340円 |
| はんこdeハンコ 本つげ(薩摩本柘)・寸胴15mm | 3,680円 |
| いいはんこやどっとこむ 薩摩本柘15mm・熟練職人の手彫り仕上げ | 2,980円 |
| 印鑑本舗 薩摩本柘15×60mm・手彫り仕上げ | 3,480円 |
| 印鑑の匠.com 薩摩本柘15mm・通常仕様(完全手彫りとは別) | 3,880円 |
| 印鑑市場 薩摩本柘15mm・寸胴・ネット価格 | 4,700円 |
条件が未確定の旧表を使った平均2,926円・4,384円や、約1.5倍という比較は取り下げています。購入時は同じ寸法、彫刻方法、ケース、送料をそろえて総額を比べましょう。
柘・薩摩本柘を選ぶときのポイント
木目や軽い持ち心地を好む方には、木材系の印材が候補になります。高価な材種や開運のうたい文句を基準にする必要はありません。
使用後は朱肉を柔らかい布で拭き取り、直射日光や急な乾燥・湿気を避けてケースで保管してください。手入れをしても一生使えると保証できるものではありません。

上の写真は記事制作時に掲載した法人印セットの例です。旧記載の「3点セット20,150円~」は、サイズ・ケース・セット構成を現行商品と対応付けられていないため掲載を見合わせています。
法人印セットを選ぶ場合は、代表者印・銀行印・角印それぞれの寸法、付属品と総額を販売店の現行セット案内で確認してください。



