はんこを買うときは役割に気をつける
印鑑購入時のポイント~はんこの用途編~実印・銀行印・認印・会社印
実印・銀行印・認印など、用途がたくさんあり、日常的に様々なシーンで用いられる印鑑。
ただ、あまり頻繁に購入する機会はないので、実際に印鑑を買う時にはどのようなポイントに気をつけて購入すれば良いのかわからないですよね?
実は、印鑑を購入する際には、はんこの役割によって気をつけるべきポイントも違います。実印や銀行印など、印鑑の種類ごとに購入する際のポイントを押さえておきましょう。
ちょっとしたポイントを押さえておくだけで、印鑑選びが簡単になりますので、ぜひご一読ください。
実印を購入する際に気をつけるべきポイント
自動車の購入や不動産の売買、相続、公正証書の作成など、人生の中において重要なシーンでよく用いられる実印は、選ぶ際に失敗しないように注意することが大切。
「重要なシーンでよく用いられる印鑑だから、実印をつくるのって難しそう・・・」
そう思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、実印を購入する際に押さえておくべきポイントは2つ。
- 安全面
- 耐久性
まず、印鑑の「安全面」とは一体何なのでしょうか?
実印は重要な書面での捺印に使われることが多いので、実印を選ぶ際には、偽造されるリスクを減らすことが重要になってきます。
そう考えると、文房具店や100円ショップで購入できるような、大量生産された印鑑を使うのは控えたほうが良いです。偽造される可能性が高くて危険だからです。
そして実印用の印鑑を購入する場所は、「通販サイト」もしくは「はんこ屋」を選択することをおすすめします。
どちらで購入しても、同じ名前でもひとつ一つ異なる印面に仕上げてもらうことができるので安全性が高くなります。
次に、「耐久性」についてです。
実印は一度購入したら、ほぼ一生、一つの印鑑を使い続ける大事な印鑑。経年による劣化や欠けのないようになるべく耐久性が高い素材の印鑑を選ぶことをおすすめします。
というのも、印鑑登録した実印は、印面が欠けたり、すり減ったことにより捺印する際の印影がかすれてしますと、実印として使用することができなくなってしまうからです。
実印として使うことができなくなってしまった印鑑は、廃印手続きをおこなって、新しく印鑑を購入して登録し直さなくてはいけなくなってしまいます。
実印は人生の中でそう何度も買い換えるものではありません。一生物ですので、あまり節約などは考えず、少し価格が高くなってもなるべく耐久性の高い素材の印鑑を購入することをおすすめします。
実印用の印鑑を購入する際には自分の好みの素材も踏まえて、しっかりとしたお店で購入するようにすると良いでしょう。
銀行印購入時の注意点
銀行印は銀行などの金融機関で用いられる印鑑。
銀行印の窓口で預金を引き出したり、口座引落の契約書に合わせて押印したりなど、金融機関取引の際に使います。
通帳と合わせて、自分の口座の持ち主であることを証明する重要な印鑑です。
そんな銀行印を購入する際に押さえておくべきポイントは、実印とあまり変わりません。 偽造される心配が少なく実績のある通販サイトで、できるだけ丈夫な印鑑を購入するようにしましょう。
特に、銀行印は実印に比べると使うシーンが多い印鑑。耐久性を第一に考えて選ぶことをおすすめします。
また、購入する銀行印のサイズですが、実印よりも一回り小さいものを選ぶのがおすすめ。これは、実印と区別しやすくするためです。
なお、銀行印には、実印と同じ印鑑を使うことは避けることをおすすめします。
印鑑は使う機会が多いほど、偽造される可能性が高くなる上に、実印と銀行印を併用していて仮に紛失してしまった場合には、一度に2つの大事な証明印を失ってしまうことになります。 再登録の手続きも2倍になり面倒です。
現在、銀行印と実印を兼用している方はぜひ、別々に印鑑を作成するようにしましょう。
認印用の印鑑はどうやって選べばいい?
日常的な印鑑ということもあり、認印に関しては基本的には選び方には決まりはありません。
荷物の受け取りや形式上サインしなければいけない書類などに使われるだけなので、100円均一ショップや文房具店で購入したもので済ませている方も多いことでしょう。
しかし、いくら認印といえどもしっかりした素材で作成された印鑑を一本購入しておくことをおすすめします。
というのも、認印は使用頻度がかなり高いため、安いはんこを使っていた場合、すぐに摩耗して使い物にならなくなってしまうからです。
いざというとき、「使える印鑑が手元にない!」なんて事にならないためにも、なるべく丈夫な印鑑を一本購入して用意しておくことを推奨します。
また、100円の印鑑などを認印に使っていると、使い終わった後に適当に放ってしまい失くしてしまうことがあります。
きちんとした印鑑を購入しておけば、使用後しっかりと保管し、大事に扱うようになるので、失くしたり破損したりすることも少なくなります。
「認印を購入するためにわざわざはんこ屋で印鑑を作成するのは・・・」という方は、通販サイトであれば丈夫な素材を使った認印も選びやすいです。
認印を購入する際のポイントとして、実印や銀行印よりも小さいサイズの印鑑を購入すること。サイズが小さい分、価格も安くすることができるので、手頃な値段で上質な認印を購入することもできます。
さらに、実印・銀行印とセットで購入することでさらに手頃な値段で買うことができるので、もし、まとめて購入する機会があれば、セット販売の利用することをおすすめします。
ビジネスマンの方であれば、仕事用に少し高めの認印を購入しておくと良いでしょう。というのも、仕事で認印を使う際に、100円ショップなどの印鑑を使っているとだらしなく見えてしまうからです。
よくビジネスシーンで、「営業マンはまず靴を見ろ」「ビジネスマンは時計にこだわれ」と言われているように、人と人が接する際の印象というものは重要。
ビジネスシーンに限らず、案外人は細かい身なりを見ているもの。高いステータスの人であればなおさらです。
認印ひとつとっても、こだわりを見せるのが、できるビジネスマンの秘訣かもしれません。
最後に、ビジネスに関連して、法人印を購入する際のポイントについてお伝えいたします。
法人印鑑の購入ポイント
法人印として購入しておきたい印鑑は、 「代表印」「法人銀行印」「角印」の3つ。
代表印
代表印とは、会社における実印のこと。経営者が他社との契約に際して、代表として取引する際に用いる法人印です。法人銀行印
法人銀行印とは、その名の通り、会社の銀行印です。預金の支払いや手形などの発行処理の際に用いられるはんこです。角印
角印は、言うなれば法人の認印。領収書や社内文書などにサインする際に利用する、最も使用頻度の高い法人印です。法人印を購入する場所として、特におすすめしたいのが「ネット通販」。なぜなら、オンラインショップの法人印は実店舗に比べて安いのはもちろん、セットでの購入がかなりお得だからです。
ネット通販で購入できる法人印セットの中で特に人気なのが、法人印3点セット。先ほど説明した「代表印」「法人銀行印」「角印」の法人印として購入しておきたい3つの印鑑をお得に購入できるセットです。
これから起業する人や法人印を買い換えたいという方は、ぜひお得なセット購入をご検討されてみてください。
「起業した当時は、お金が苦しくて安物を買ったけど、最近は軌道に乗ってきたぞ...」
という経営者の方も買い替えを考えてみてもいいかもしれません。以前よりも高級な素材の印鑑を購入することで会社の成長を実感でき、気も引き締まるので、さらなるやる気につながることでしょう。
高級な印材には、古くから印鑑の最高級品とされる「象牙」や、近年人気の新素材「チタン」があります。
実際に象牙やチタンの法人印でサインしている経営者の方を見ると、やはり高級印鑑は風格が違います。
法人印は、経営者として、そして会社としてのステータスを示す一種の指標です。自分の会社の顔となる印鑑は、値段にこだわらず、立派なものを購入することがおすすめです。
以上、「はんこの用途別の買い方」について紹介しました。皆様のはんこ選びのお役に立てれば幸いです。
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