固まった練り印肉を元に戻すには?

朱肉の復活方法!乾燥してしまった場合の対処法とは?

「印鑑を使おうとしたら朱肉が固まっていた…」

笑い話にもなりそうな状態ですが、そんな経験をしたことがある方は意外と多いのも事実です。


少しだけ使うだけなのにわざわざ新しい朱肉を購入するのはもったいない。もし、簡単に復活させる方法があれば、ぜひ知りたい!

そんなあなたのお悩みを解決するために、100以上の印鑑に関する情報をまとめてきた当サイトが、朱肉の復活方法について徹底解説。

最後まで読んでいただくだけで、朱肉を復活させる方法の全てを知ることが出来ます。朱肉が復活すれば、わざわざ購入する手間も省けますね。

誰でも簡単にできる朱肉の復活方法、さっそくご紹介していきます。



乾燥した朱肉の復活方法


さっそく、朱肉の復活方法についてご紹介をしていきたいと思いますが、実は朱肉には種類があるのをご存知でしょうか?

朱肉が乾燥して固まってしまったので、復活させたいと思っていてもあなたの朱肉がどのタイプなのかによって対応が変わってきます。

まずは、対処法について知る前に、朱肉の種類について解説していきますね。

朱肉の種類

朱肉の種類は大きく分けて2種類。練朱肉スポンジ朱肉です。

練り朱肉は、印泥(いんでい)とも呼ばれる、昔ながらの朱肉。最近はスポンジ朱肉が置いてあることが多いので、見たことのない方もいらっしゃるかもしれません。

練朱肉は印泥という別名の通り、見た目は朱色の塊といった感じです。


スポンジタイプの朱肉は、、布地に朱色のインクが染みこんだ朱肉。最近はスポンジ朱肉が主流になりつつあるので、日常的によく見かけることも多くなってきています。

スポンジタイプの朱肉は、特徴としてスポンジ自体が朱色をしているため、乾燥していることに気が付きにくいことです。

日常的に使っていても、見た目の変化に気がつきにくいので、朱肉の減りや乾燥の変化が分かりにくいといった点には注意が必要です。


まずは、朱肉の種類についてご紹介をしてきました。

練朱肉とスポンジ朱肉の大きく2つのタイプの朱肉があることはおわかりいただけたと思います。朱肉を復活させる前に、まずはあなたの朱肉はどちらの朱肉であるのかをしっかりと見極めてください。

先程もお話したように、朱肉はタイプによって復活の方法が違いますので、ここが第1のポイントになります。それでは、続いてはいよいよ本題。朱肉の復活方法について解説していきます。

まずは練朱肉の復活方法について解説をしていきますので、スポンジタイプの復活方法について知りた方は、こちらから進むことができます。

練朱肉の復活方法


練朱肉は、朱肉の塊なので表面が特に乾燥しやすいので表面が固まってしまうことが多く、また、ちょっと油断すると中身まで全体的に乾燥して固まってしまうこともあります。

練朱肉が固まってしまった場合には、表面だけが固まっているのか、全体的に固まっているのかでも復活させるための対処法が違ってきますので、それぞれの場合に分けてご紹介をしていきます。

表面だけが乾燥しているとき

朱肉の表面だけが乾燥して固まっているときは、乾燥した部分をヘラでほぐし、内部の柔らかな部分と少しずつ混ぜ合わせると復活します。

混ぜ合わせるときは、金属製のバターナイフや、マイナスドライバー、ヘラを使うと効率的に混ぜ合わせることができるので便利です。特にヘラを温めて使うと、朱肉が溶けて柔らかい部分との混ざりが良くなります。

乾燥した部分が柔らかくなってきたら、朱肉全体を均一に練りほぐして山の形に整えたら完成です。

全体が乾燥しているとき

練朱肉が全体的に乾燥してしまって固まっている場合には、朱肉自体を温めることをおすすめします。

「でも、朱肉を温めるってどうすればいいの?」

と思われる方もいらっしゃるでしょう。

朱肉を温める方法は家庭で簡単に行なうことができ、朱肉を容器ごと容器に入れたまま温める方法と容器から朱肉を取り出して温める方法の2種類があります。


朱肉を容器から取り出せる場合には、取り出した中身だけをラップに包んで電子レンジで数秒ずつ柔らかくなるまで温めます。この時には決して一気に温めようとはせずに、少しづつ様子を見ながら数秒ずつ温めていくようにすると良いでしょう。

また、レンジで温めた朱肉は熱くなっていることがあるので、取り出す際にも注意が必要になります。


朱肉を容器ごと温める場合は、ビニール袋に入れて湯銭する方法が便利。朱肉が容器ごと入るくらいの大きさのビニール袋を用意して朱肉をそのまま入れて、お湯の中に浸けるだけです。

こちらの方法で朱肉を温める場合も、レンジで温める場合と同じように火傷をしないように注意が必要です。


朱肉を温めて柔らかくなってきたら、温めたヘラを使って全体を少しずつ練りほぐすと朱肉が復活します。固い部分と柔らかい部分の差が無くなるように、しっかりと練り上げることがコツです。こちらも朱肉全体が柔らかくなったら、山の形に整えて完成です。

全体がカチカチに固まっているとき

ヘラが通らないほど朱肉全体がカチカチに固まっているときは、朱肉を温める方法を試しても、復活させるのは難しい場合があります。そんな場合には、ひまし油や専用の朱油を混ぜるという方法があります。

朱肉を復活させたことのある方の体験談には、サラダ油を使って復活させたという方もいらっしゃいました。

練朱肉には油分が含まれているので、カチカチに固まっていても、油を足しながら温めていくと、固まっていた朱肉が溶けて上手く馴染むことで、復活する可能性があるんです。

ただし、このようにサラダ油を使って復活させる方法はあまりおすすめしません。

それは、油の種類によっては、印材にダメージを与える可能性があり、印鑑をダメにしてしまうことがあるからです。

朱肉を復活させる際には、自己流の復活方法はなるべく避けて、専用の油などを使って復活をさせることをおすすめします。

スポンジタイプを復活させるには?


練りタイプの朱肉とは違って、スポンジタイプの朱肉は朱肉全体が固まるということはありませんが、使っているうちに薄くなってしまったり、表面が乾いてしまうことなどもあります。

この様なスポンジタイプの朱肉が使えなくなってしまった場合でも、朱肉を復活させることは可能です。

スポンジタイプの朱肉を復活させる方法は、朱肉用の補充インクを足す方法が簡単。特に丁寧に朱肉をつけても、印影がかすれてしまう場合などには、効果は高いですね。

ここで覚えておいて欲しいポイントは、補充インクがないからと、朱肉に水やお湯を足してはいけないということ。

スポンジタイプの朱肉の場合には、意見すると水分を足せば復活すると思っている方も多いかもしれませんが、実はそうではありません。

スポンジ朱肉の場合、朱肉に水分を足すと多少は使えるかもしれませんが、根本的な解決にはならないので注意が必要です。むしろ、朱肉のインキは油分が含まれているので、水を足しても分離するだけで逆に使えなくなってしまうこともあります。

朱肉を長く使っていくためにも、自己流で対応しないようにすることをおすすめします。


スポンジタイプの朱肉はしっかりと朱肉用のインクを継ぎ足していくことで、何度でも朱肉を復活させることが可能。丁寧に使ってあげることで、長い期間朱肉を使い続けることができるので、しっかりと朱肉に合った対処法で対応してあげると良いでしょう。


また、スポンジ朱肉の場合、朱肉の状態によっては復活させられないこともあります。それは、朱肉のスポンジや布地の部分が破れている場合です。

スポンジや布の部分が破れてしまった朱肉は、印面への朱肉の付きが悪く、きれいに押印することができない状態になってしまいますので買い替え時のサイン。表面がけば立っている場合や、破れているときは、インキを補充して復活させるよりも、新しい朱肉を購入する方が無難です。


また、スンポジ朱肉は100円均一などでも販売されていますが、やはりシャチハタなど大手メーカーの朱肉は、質が良いと口コミなどの評判も多く見かけます。

確かに安い朱肉でも使うことができればいいという方もいらっしゃるかもしれませんが、今後長く使えるような朱肉が欲しい場合には、なるべくしっかりとした朱肉を購入した方が、綺麗な印影も残しやすくなりますし、かえってお得な場合が多いです。

そのため、専用インキを継ぎ足して使い続けることができるということを考えると、スポンジタイプの朱肉は大手メーカーの朱肉を使うことをおすすめします。

ここまでは、練朱肉とスポンジ朱肉について、固まってしまった場合や薄くなってしまった場合の復活方法についてご紹介をしてきました。ただ、中には逆に朱肉が水っぽくて柔らかくなってしまったという方もいらっしゃるでしょう。

そういった方のために、続いては、朱肉が柔らかい場合の戻し方についてご紹介をしていきます。

柔らかい(水っぽい)場合の戻し方


朱肉がやわらかい(水っぽい)場合の復活のさせ方も、練朱肉なのかスポンジ朱肉なのかによって方法が変わってきます。

こちらでは、練朱肉が柔らかすぎて使うことができない場合の対処法とスポンジ朱肉が水っぽい・油っぽい場合の復活方法について、それぞれ解説をしていきますので、印鑑に朱肉が付きすぎて、うまく押印できないといったことでお悩みの方は、ぜひこちらの復活方法をお試しください。

練り朱肉の場合

練り朱肉がベチャベチャと柔らかい場合は、冷蔵庫などで冷やす方法が簡単です。冷蔵庫に朱肉を入れることで、冷気と乾燥で朱肉が固まって、押しやすい硬さに復活します。

温まる場所に練り朱肉を保管していたり、暑い季節には朱肉が柔らかくなりすぎてしまうことがあるため、このような場合は練り朱肉の容器ごと冷やすことで、朱肉が使いやすい固さになって使うことができるようになります。

スポンジ朱肉の場合

スポンジ朱肉が油っぽい場合など、朱肉を付けても印影が薄いときは、ティッシュで余分な油分をふき取る方法で、朱肉を復活させることができます。それでも、うまく朱肉が付かないときには、補充用のインクを足すなどして、インクの状態を徐々に戻していくと良いでしょう。

また、インクを補充した直後で朱肉が水っぽい場合には、インクを浸透させすぎているために朱肉のノリが悪い可能性もあります。その場合には、余分なインクをティッシュなどで吸収させて、スポンジにインクをなじませていくと、朱肉が復活しますので、ぜひお試しください。

朱肉の補充・メンテナンスの際に注意すること


朱肉の復活方法について、練朱肉とスポンジ朱肉の両方の観点から対処方法をご紹介してきました。

どちらの朱肉にせよ、固すぎても、柔らかすぎてもうまく押印することができませんので、印鑑だけでなく朱肉もしっかりと管理することが大切。また、いくらしっかりした朱肉を購入したとしても、補充やメンテナンスに失敗してしまうと、復活するどころか、朱肉が使えなくなってしまうこともあります。

朱肉のメンテナンスは、決して自己流では行わずに、しっかりと正しいやり方で行なうことをおすすめします。


そして、朱肉の補充などメンテナンスのときに注意して欲しいのが、補充用インクの間違え。

特にスタンプ用インクとの間違えて補充してしまったことによって、朱肉が使えなくなってしまったという事例は決して少なくありません。たとえ同じ朱色をしていても、成分に違いがあるので、違った成分のインクを補充してしまうと、印鑑を痛めてしまう原因にもなります。

専用の朱油を使って成分に変化が出ないようにすることで、印鑑へのダメージも少なくなり、朱肉・印鑑ともに長く使うことができるようになります。

補充用インクの購入前には、ご自身が使っている朱肉のメーカー・商品についてしっかりと調べて、専用の朱肉を購入することをおすすめします。


朱肉の復活方法についてご紹介をしてきましたがいかがでしたでしょうか?

朱肉はメンテナンスやインクの補充をすることで何度でも復活させて使うことが可能。最近は、はんこ屋さんや文具店だけでなく、コンビニなどでも朱肉が購入できるようになりましたが、やはり長く使うことを考えるとしっかりした朱肉を購入してインクは補充した方がコスパは高いです。

こちらでご紹介した復活方法でなかなか元に戻らない場合には、しっかりとした朱肉を新たに購入することも検討してみてはいかがでしょうか?

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