会社設立時に登記する法人印鑑(実印・丸印)の作り方

代表者印を作成する6ステップとおすすめ通販サイトを完全比較
代表者印の作成手順

会社実印として会社設立時に作成する代表者印

代表者印には、サイズに決まりがあったり、書体素材など作成の前に知っておくべき要素があることをご存知でしょうか?

このページでは、代表者印の作成手順6つのポイントにまとめてご紹介。

正しい代表者印の作成にお役立ていただければ幸いです。

電子ソフトでの作成では不十分

近年は電子文書でのやり取りが増え、わざわざ代表者印を作成しなくてもフリーソフトなどで印影を作成すれば事足りるのではないかと思われている方もいらっしゃるかもしれません。

しかし、代表者印は、法務局への登記の際に登録が必要な印鑑。つまり、基本的に会社設立の際には代表者印の作成が必須となります。

ちなみに、代表者印の他に登録して使用する会社印鑑は、法人銀行印。法人名義の金融口座を開設する際には作成が必要な会社印鑑です。


代表者印の作り方

代表者印を作成するポイントは、以下の6つです。


最初のポイントから順番に詳しくご説明していきたいと思います。

【サイズ】おすすめは18.0mmでの作成

代表者印として登録できるサイズは、一辺が10.0mm ~ 30.0mmの正方形に収まるものと規定されています。

そのため、代表者印はこのサイズの範囲で作成しましょう。

また、代表社印は、法人銀行印よりも大きく角印よりも小さいサイズで作成すると、それぞれの会社印鑑の見分けがつきやすくなります。

この、他の会社印鑑とのバランスを考えた時、代表者印は18.0mmで作成することがおすすめです。


【形状】代表者印の持ち手は、天丸か寸胴から選べる

代表者印は2種類の持ち手の形状から選んで作成します。

具体的には、持ち手がついている天丸タイプと、個人の実印や銀行印と同じ形をしている寸胴タイプ

寸胴の方がやや値段が安いですが、天丸の方が押しやすく、また会社印鑑らしい形状ということもあり、代表者印は天丸タイプで作成することが多いです

ただし、代表者印の形状には決まりがあるわけではないので、お好きな方を選んで作成すると良いでしょう。


【書体】一般的な代表者印の書体は篆書体か印相体(吉相体)

代表者印はどの書体で作成しても構いませんが、悪用防止のため、偽造しにくい印影ができる複雑な書体が良いと言われています。

そして、代表社印としての風格がある書体で作成すると良いでしょう。

一般的によく選ばれているのは、篆書体てんしょたい印相体いんそうたい(吉相体)。

また、お店によってはオリジナル書体で代表者印を作成できることもあるので、書体にこだわることで個性のある代表者印を作成することも可能です。


【素材】代表者印にはチタン・象牙・黒水牛

代表者印を作成する際の印材選びで大切なのは、見た目耐久性

代表者印は、会社内で重要な役割を持つ印鑑なので、あまりにも安っぽい素材で作成してしまうと、取引先などで押印する際にあまり印象が良くありません。

中には、会社の運営や契約が上手くいくようにという願いも込めて、開運素材など縁起の良い印材で代表者印を作成する方もいらっしゃいます。

また、簡単に傷がついたり欠けたりせず、長く利用できる丈夫な素材で代表者印を作成することが大切です。

ここでは、見た目や耐久性に定評があり、代表者印の作成に人気が高い印材を3つご紹介しましょう。


チタン:実用的で会社印鑑の作成におすすめ

チタン金属でできており、耐久性が抜群の印材。水洗いも可能で、代表者印を作成した後も管理がしやすい素材です。

さらに、重量感があり、美しい印影を残すことができる捺印性にも定評があります。

機能面だけでなく、ビジネスに相応しいシックな見た目も人気で、代表者印だけでなく、銀行印や角印などその他の会社印鑑を作成する際にもよく選ばれています。


また、チタンと並んで注目を集めているのが、新素材のコバルトクロムモリブデン

コバルトクロムモリブデンは、金属のコバルト(Co)クロム(Cr)モリブデン(Mo)の3つの金属を組み合わせた合金でできており、チタン以上の耐久性とも言われています。

劣化の心配が少なく、代表者印の作成におすすめの印材です。


象牙:印鑑の王様で最高級の代表者印を

印材の王様と呼ばれる象牙。個人の実印や銀行印はもちろん、代表者印の作成にも人気の素材です。

見た目だけでなく、耐久性捺印性にも優れ、鮮明で美しい印影を残すことができます。

最近は象牙の印鑑を作成できる店舗が減っており、希少性の高い代表者印が作成できるでしょう。

※2023年8月現在、大手印鑑ショップのハンコヤドットコムをはじめ、多くの印鑑ショップが象牙製品・印鑑の取り扱いを終了しています。


黒水牛:手頃な価格が人気

象牙と同じ牙・角素材の黒水牛は、代表者印の作成にも相応しい、高級感溢れる見た目の印材。

耐久性捺印性に優れている一方、象牙などに比べると値段が比較的安いものもあり、手頃な価格で代表者印を作成できる点も人気です。


【セット注文】法人銀行印や角印(会社認印)も作成

代表者印を作成する際は、他の会社印鑑も一緒に作成する必要がないかどうかを考えると良いでしょう。

会社設立の上で必要となる可能性が高く、代表者印と合わせて作成することが多い会社印鑑は、法人銀行印角印ゴム印など。

これらの会社印鑑をまだ作成していないという場合は、代表者印とセットで作成すると価格が割安となり、個別に作成する手間も省けるためおすすめです。


【購入する場所】店舗より通販の方が低価格で作成できる

代表者印は、お近くの店舗ネット通販サイトで作成できます。

店舗では、商品を実際に手に取って代表者を作成できる一方、ネット通販には、店舗の半額から3分の1ほどの値段で代表者印を作成できるというメリットも。


安いと言っても、具体的にどのくらいの価格で代表者印を作成できるのか相場が知りたいという方もいらっしゃるのではないでしょうか。

そこで、ネット通販で代表者印を作成した場合の相場を見ていきたいと思います。


印鑑通販サイト24社を価格で比較

印鑑通販サイト24社の代表者印の価格を一覧で比較し、代表者印の相場を算出した結果は以下の通りです。

※18.0mm・天丸の代表者印を作成した場合
18.0mmの代表者印の価格表


以下を元に算出すると、代表者印の作成にかかる平均価格は21,251円。ただし、代表者印の作成価格は、先ほどご紹介したサイズや形状、素材などの違いによって変わります。また、バリエーションもお店によって異なり、値段も様々。

これだけたくさんの通販サイトを比較し、希望に合った代表者印を作成するには手間がかかります。

そこで、最後に、代表者印が作成できる印鑑通販サイトの中でも特におすすめのお店をニーズ別にご紹介しましょう。


おすすめのネット印鑑通販サイトを紹介

代表者印の作成におすすめの印鑑通販サイトは以下の4社です。

業界最大手で安心のハンコヤドットコム

ハンコヤドットコム

大事な代表者印は、信頼のおける大手で作成したいという方は、ハンコヤドットコムが良いでしょう。 チタンや黒水牛などの代表者印におすすめの素材も揃っており、口コミでも高評価。

年間41万本を出荷している実績のあるハンコヤドットコムなら、安心して代表者印を作成できます。

ハンコヤドットコムの詳細へ

人気の象牙も!一生ものの代表者印なら平安堂

印鑑通販サイト 手彫り印鑑の平安堂

会社の大切な印である代表者印。会社の成長や発展への願いも込めて、しっかりした代表者印を作成しようという方には、平安堂をおすすめします。

平安堂の代表者印は相場よりもやや値段が張りますが、印材の品質は請け合い。例えば、象牙は基準を満たす高級象牙のみを厳選しています。

長く続く会社の歴史を、一生使える平安堂の代表者印とともに刻んではいかがでしょうか。

平安堂の詳細へ

金の開運印鑑?珍しい商品を注文できるハンコマン

ハンコマン

珍しい代表者印が作成できるハンコマン

例えば、代表者印をはじめ、印鑑の印面は基本的には赤や印材の色ですが、ハンコマンでは印面が金色の代表者印を作成できます。持っているだけで運気が上がりそうですね。

また、ハンコマンには琥珀の代表社印も。女性向け個人印鑑の印材として人気の琥珀ですが、琥珀で代表者印を作成できるお店はほとんどありません。

ハンコマンなら、楽しく代表者印を作成できるでしょう。

ハンコマンの詳細へ

リーズナブルな代表者印が作成できるSirusi

Sirusiの公式サイト画面

「多くの人に自分らしい印鑑を届けたい」という思いから生まれたSirusiの印鑑は、優しい印象の木材が中心のため、比較的安い値段で代表者印を作成できます

また、Sirusiは書体にもこだわっており、「Sunrise」と名付けられたオリジナル書体で代表者印を作成することも可能。

さりげない個性が光る代表者印を低価格で作成したいという方におすすめです。

Sirusiの詳細へ


以上を参考に、ぜひあなたに合った代表者印を作成していただければと思います。

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