日付印や住所印などの印鑑の正しい押印・捺印のやり方

ゴム印の押し方をアドバイス!スタンプを上手く押す方法
ゴム印の正しい押し方

日付印のスタンプや住所印などのゴム印は、会社の業務などでも頻繁に捺印する印鑑。

そのため、ゴム印のきれいな押し方を知っているかどうかは、社会人としてのスキルでもあり、マナーでもあります。

このページでは、ゴム印の押し方の失敗例やその原因をご紹介しながら、正しいゴム印の押し方を解説押し方の動画ゴム印の掃除方法まで網羅しているので、ゴム印をお使いの方必見です。



ゴム印をうまく押せない理由

ゴム印の押し方に失敗してしまう理由は、いくつかあります。

そこで、ゴム印のきれいな押し方ができない原因を、ゴム印の具体的な押し方の例から見ていきましょう。

まず、ゴム印の押し方の失敗例としてよくあるのが、以下のようなパターン。

  • 印影が欠ける
  • インクが薄い
  • 判子を捺印した場所がにじむ
  • 印影がまっすぐにならない

上記のようなゴム印の押し方になってしまうのは何故でしょうか?

ゴム印のきれいな押し方ができない理由には、以下のようなものがあります。

  • ゴム印の印面が汚れている
  • ゴム印につけるインクが足りない
  • ゴム印に余分なインクをつけ過ぎている
  • ゴム印を押す時に余分な力を入れ過ぎている
  • 水平な台で捺印していない
  • 机の上など台が堅いところで捺印している

このようなゴム印の押し方を避けるためのゴム印の押し方の注意点は、以下の通り。


印面のゴミを取る

ゴム印は、使い続けるうちに、印面にインクやゴミが詰まって汚れてしまいます。 ゴミが付着した状態では、いくらゴム印のきれいな押し方を心がけても、印影の欠けなどの原因になることも。

まずは、ゴム印の押し方の前に、ゴム印の印面のチェックを行いましょう。


インクは適量を心がける

ゴム印の印面につけるインクは、つける量が多過ぎても少な過ぎても、きれいな印影にはなりません。

インクのつけ過ぎは印影のにじみの原因になりますし、インクの不足は印影が欠ける原因になります。


捺印する時に余分な力を入れない

しっかり押すことを意識するあまり、力を入れすぎた押し方でゴム印を捺印するのは、印影がにじむなどの失敗するゴム印の押し方のよくあるパターン。

余分な力を入れすぎないことも、きれいなゴム印の押し方のコツです。


捺印マットを敷く

捺印マットを使用せずにゴム印を押印すると、印影が曲がるなどのゴム印の押し方の失敗の原因に。

ゴム印を捺印した時に印影がまっすぐにならなかったり、歪みが出るなど、ゴム印の押し方がうまくいかない場合は、捺印マットを使用して水平な場所でゴム印を捺印しましょう。

会社の営業先など、外出先で捺印マットがない場合は、厚みのあるノートか薄型のノートを何冊か重ねて、捺印マットの代わりにすることもおすすめです。


それでは、ゴム印の正しい押し方を次の項目でもう少し具体的に見ていきたいと思います。


押し方のコツ

老舗朱肉メーカーで有名な株式会社モリヤマが、正しいゴム印の押し方と悪い押し方を、以下の動画で比較しています。


この動画を踏まえて、ゴム印のきれいな押し方のポイントを、以下にまとめました。


スタンプ台を叩くようにインクをつける

ゴム印にインクをつける時は、スタンプ台のスポンジ部分を適度な力でポンポンと叩くようにするのが正しい押し方。

悪い押し方では、ゴム印のスタンプ台にべったりとインクをつけています。


ゴム印を強く押印しすぎない

正しい押し方では、ゴム印の印面全体にインクをつけた後、強く押しつけ過ぎないようにゴム印を紙に捺印しています。

一方、間違ったゴム印の押し方として、ゴム印をグイグイと押すような押し方を紹介しています。


ゴム印のきれいな押し方は、押し方の練習を繰り返すうちに、インクの適量や、まっすぐ押す方法のコツが身につきます。


こまめな掃除も大切

ゴム印のきれいな押し方のためには、押し方だけでなく、日頃からゴム印を掃除することも大切。

ゴム印の掃除・保管にあたって、次の3つのポイントを守りましょう。


捺印が終わったらゴム印の印面を拭く

ゴム印の押し方がうまくいかない理由のひとつに、ゴム印の印面の汚れがあります。

捺印が終わったら、その都度きれいにゴム印の印面を拭き、乾いたインクのこびりつきや、ゴミの付着を防ぎましょう。

練り消しゴムの上でゴム印を何度かスタンプすると、ゴミがスッキリと取れます。


ゴム印のインク汚れを落とす

ゴム印のインクの汚れは、水に濡らしたガーゼやウェットティッシュなどで拭きましょう。

ただし、ゴム印を丸洗いしてしまうと、印面と持ち手の粘着が剥がれてしまう可能性があるため、水で濡らすのはゴム印の印面にとどめることを心掛けて下さい。


ケースなどでゴム印を保管する

ゴム印のきれいな押し方のためには、ゴム印の保管も重要。

ゴム印の印面はゴムで作成されているため、実印などの印鑑と比較すると経年劣化しやすいです。

箱や専用のケースに入れて保管し、直射日光や湿気をなるべく避けましょう。


以上のゴム印の押し方を試してもきれいに捺印できない場合は、押し方だけでなく、ゴム印そのものの劣化の可能性も考えられます。

実印や割印、角印などの他の会社印鑑のように、印面を彫刻する印鑑とは違い、ゴム印は消耗品。押し方だけでなく、古くなったら新しいゴム印への買い替えも検討してみてはいかがでしょうか。

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