会社設立の場合の法人印鑑作成における会社実印(丸印)の大きさの決まりを説明
代表者印のサイズ規定と選び方の2大ポイント
会社設立登記の際に必ず登録する代表者印。
代表者印として登録できる印鑑にはサイズ規定があり、決まりを守って作成する必要があります。
また、規定の中で、具体的にどのサイズで代表者印を作成すれば良いかは、社名やお手持ちの会社印鑑の大きさによっても異なります。
そこで、1人1人の状況に合わせて代表者印が選べるよう、代表者印のサイズ規定と、サイズ選びのポイントをまとめました。
まずは、代表者印のサイズ規定からご説明しましょう。
代表者印に登記登録できるサイズの決まり
代表者印として登録できる印鑑には、10.0mm~30.0mmの正方形に収まるサイズという規定があります。逆に言うと、この範囲に収まるサイズであれば、代表者印は好きな大きさで作成できるのです。
ちなみに、代表者印以外にサイズ規定がある印鑑は、個人の実印のみ。
その他の会社印鑑(法人銀行印、角印)や個人で使用する銀行印や認印には、決まりがありません。
ただし、規定の範囲内であれば好きなサイズの代表者印で良いとは言え、代表者印には、推奨サイズや、サイズを選ぶ際のポイントがあります。
次の項目で詳しくご説明していきましょう。
大きさの選び方のポイント
代表者印のサイズは、以下の2点に注意して作成すると良いでしょう。- 印面の文字数によってサイズが違う
- 他の会社印鑑とのサイズのバランスを考えて選ぶ
印影に入れる文字数による適正サイズの違い
代表者印のサイズ選びの1つ目のポイントは、社名の文字数に応じてサイズを決めることです。これは何故かと言うと、代表者印の印影に社名が入るため。
代表者印に限らず、基本的に印鑑は、サイズごとに印影に入れられる文字数が決まっています。
そのため、社名が長い場合は、必然的に代表者印のサイズも大きいものになる可能性が高いです。
サイズごとに入れられる最大文字数はお店によって異なるため、代表者印を作成するお店で確認の上、サイズを決めると良いでしょう。
法人銀行印・角印(会社認印)とのバランスを考える
代表者印のサイズ選びの2つ目のポイントは、他の会社印鑑とのバランスを考えるということ。代表者印以外に、会社印鑑には主に法人銀行印と角印(会社認印)があります。
そして、一般的に代表者印のサイズは、法人銀行印より大きく、角印より小さいサイズで作成するとバランスが良く、見分けもつきやすいと言われています。
つまり、法人銀行印<代表者印<角印というサイズのバランスが理想。
そのため、既に代表者印以外の会社印鑑をお持ちの方は、このサイズのバランスになるように代表者印のサイズを選ぶことがおすすめです。
そうは言っても、代表者印以外の会社印鑑をまだお持ちでない方や、これから作成するという方もいらっしゃるでしょう。
そこで、最後に、代表者印としてよく販売されているサイズや推奨サイズをご紹介したいと思います。
おすすめは18.0mm
一般的に代表者印を販売しているお店で取り扱いの多いサイズは、16.5mmや18.0mm。中でもおすすめは18.0mmです。
この理由は、先ほどご説明した会社印鑑のサイズのバランスを考えた時に、法人銀行印と角印の間のサイズとして最適であるため。
必ずしも18.0mmのサイズで代表者印を作成する必要はありませんが、代表者印をはじめこれから会社印鑑をセットで作成するという方はぜひ参考にしてみてください。
以上が、最適なサイズの代表者印選びの参考になれば幸いです。
また、代表者印はサイズ以外にも書体や素材など様々なポイントがあります。
代表者印を作成する際は、サイズと合わせてぜひご確認ください。
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