法人実印のオリジナル印影デザインやプレビューサービスも紹介
代表者印の書体の選び方~会社実印(丸印)のおすすめ字体~
会社設立の際に法務局で登記登録を行い、会社印鑑の中でも最も重要な印鑑とされる代表者印。 会社実印や丸印とも呼ばれるこの代表者印を作成する時に大切なポイントの1つとして書体選びがあります。
印鑑の書体には何種類かありますが、中でも代表者印におすすめの書体は限られています。 そこでこのページでは、書体や文字など、代表者印の印影に関する情報をまとめて解説。
まずは、印鑑の書体の種類から見ていきましょう。
代表者印の書体の種類
印鑑の書体は、お店によって取り扱いのある種類が違いますが、代表者印を作成する際に選べる書体として主に以下があります。 秦の始皇帝によって統一された歴史ある書体。日本の紙幣にも利用されている。代表者印をはじめ会社印鑑の書体として利用されることが多い。 |
篆書体から派生した書体。八方広がりで縁起が良いということから、吉相体とも呼ばれる。 |
日本独自の書体で、大和古印とも呼ばれる。読みやすく、個人の認印などに用いられることが多い。 |
篆書体が簡略化されて生まれた書体。古印体と合わせて認印として選ばれることが多い。 |
行書体 優美な雰囲気が女性に人気。 |
楷書体 教科書などによく使われている。 |
代表者印におすすめの字体と選び方
代表者印は、以上のような書体の中から好みのものを選べることが多いです。 ただし、代表者印を作成する際に一般的なのは篆書体と印相体。印鑑通販サイトハンコヤドットコムの情報によると、代表者印を含め会社印鑑の注文の76%で篆書体、23%で印相体が選ばれています。
篆書体や印相体は、造りが複雑で、代表者印に向いていると言われています。
複雑な書体を選ぶ理由は、複製による悪用防止のため。代表者印は、会社の代表者の総意として契約や取引の際に押印する大事な印鑑なので、印影が容易に複製されることのないよう、書体もよく考えて選ぶことが大切です。
オリジナル書体でこだわりのデザインも作成可能
Sirusiの代表者印用
オリジナル書体’Sunrise’
オリジナル書体’Sunrise’
例えば、印鑑通販サイトSirusiには、代表者印用のオリジナル書体があり、他のお店にはない印影デザインで代表者印を作成できます。
オリジナル書体は、独自性があり複製されにくいというメリットに加えて、個性的な代表者印の作成が可能。
周りとは違う書体で、会社を代表する代表者印に遊び心を加えてみても良いかもしれません。
印面の文字を紹介~法人銀行印・角印(会社認印)との違い~
代表者印の書体についてご説明したところで、印影の文字についても簡単にご紹介しておきましょう。代表者印の印影は二重の円のような構造で、円の外側に入るのは社名、内側は役職名(代表取締役之印など)。基本的には円の外側も中側も同じ書体で文字を彫ります。
ちなみに、代表者印と合わせて主要な会社印鑑として、法人銀行印と角印があります。
法人銀行印も、一般的には代表者印と同じ二重の円の印影。一方、角印は四角い形をしており、印影には社名のみが入ります。
代表者印・法人銀行印・角印にはそれぞれ違う書体を用いても問題はありませんが、書体を統一し、全て同じ書体で作成することが多いです。
プレビュー利用で注文・購入前に印影が確認できる場合も
代表者印の書体や入れる文字を決めたら、印影の仕上がりを確認したいという方もいらっしゃるでしょう。代表者印などの印鑑を作成する場合、注文の確定前に予め印影を確認できる無料の印影プレビューサービスを行っているお店もあります。
代表者印は、全く同じ印影が複製されないよう、デザインや彫刻、仕上げに人の手を加えることも多いです。つまり、同じ書体でも、お店によって印影が異なることがほとんど。
そのため、納得の代表者印を作成するためにも、書体を選んでから印影プレビューを活用しても良いでしょう。
最後に、代表者印の書体・文字の印影についてポイントのおさらいです。
代表者印の印影(書体や文字)のポイント
- 代表者印の書体は、篆書体や印相体が一般的
- お店によってはオリジナル書体で代表者印を作成できることもある
- 代表者印の印影には、社名と役職名が入る
- 書体や文字の印影プレビューを注文前に確認できるサービスもある
また、代表者印を作成する際は、書体だけでなくサイズや素材などのポイントを押さえることも大切。 書体以外の代表者印の作成については、以下に詳細をまとめてあるのでぜひご確認ください。
代表者印の作成手順を確認する
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