格安印鑑とインク浸透印に共通点はある?

三文判とシャチハタの違い!認印や実印に使える印鑑は?
三文判とシャチハタの違い

「三文判とシャチハタって同じじゃないの?」

認印などとして日常的に使用することの多い三文判とシャチハタ。気軽に使うことのできる2つの印鑑ですが、使用できる場面に違いがあるのはご存知でしょうか?

一見同じように見える三文判とシャチハタも、印鑑としての特徴の違いから書類によっては使うことができない場合もあります。

実際に書類にシャチハタで捺印したら、書類の再提出を求められた方もいらっしゃる方も少なくありません。

わざわざ何度も提出し直すのも面倒…

「そもそも、三文判とシャチハタの違いって何なの?」

そんなあなたの疑問を解決するために、当サイトは三文判とシャチハタの違いについて徹底調査をしてまとめました。

こちらの記事を読んでいただくだけで、三文判とシャチハタの違いがスッキリと解決します。そして、最後には三文判を購入する際に注意しておくべきこともご紹介しますので、ぜひ押さえておきましょう。

それでは三文判とシャチハタの違いについてさっそくご紹介していきます。



実は分かりやすい三文判とシャチハタの違いとは?

三文判とシャチハタの違い

それではさっそく、三文判とシャチハタの違いについてご紹介をしていきたいと思いますが、2つの印鑑の違いをわかりやすくするために、それぞれの印鑑の特徴について整理をしておきましょう。

まず、三文判とは大量生産された低価格で購入することができるはんこのことを指します。

三文判は大量生産された印鑑なので、はんこ屋だけでなく、文房具屋やホームセンターなど様々な場所で販売されているのを見つけることができ、どこで購入してもかなり安い金額で購入することが可能。

しかも、安く販売されている印鑑だからと言っても、立派な一本の印鑑なので、認印としてだけでなく、実印や銀行印として使用することができるはんこになります。

ただし、あとでご説明しますが、いくら実印や銀行印として使用できるからと言っても、三文判は認印以外には使わないようにした方が良いです。


続いては、シャチハタについてご紹介します。

シャチハタは、朱肉を必要をしない印鑑で、インクが浸透していつでもすぐに捺印できるというのがポイント。わざわざ朱肉を用意する必要がなく、キャップをとればすぐに押すことができるので、携帯用の認印や郵便物の受取用の印鑑として重宝されます。

ただし、シャチハタは三文判と違って、印面がゴムで作られていますので、実印や銀行印としてだけでなく、場合によっては認印として使うことができないこともあります。


では一体、シャチハタが認印として使うことができない状況とはどんな場面なのでしょうか?続いては、シャチハタが認印として使うことができないケースについてご紹介いたします。

シャチハタが認印として使えないケース

シャチハタが認印として使えないことも

インクが内蔵されているシャチハタは、朱肉無しで押印できるのでとても便利。最近ではキーホルダータイプのシャチハタや、ペンに内蔵されたタイプのシャチハタなど、様々なタイプのシャチハタが販売されています。


郵便の受取りや回覧板などの際に使用するシャチハタですが、まれに認印としても押すことができない場合があります。

それはを実印を必要としない書類に押印をする場合。役所に提出する書類などでも、簡易的な書類の場合には実印を必要としない書類があるのですが、この場合には認印の押印が求められます。

ただ、認印といってもこの場合にはシャチハタを押印することはできません。それではなぜ、シャチハタを認印として押印することができないのでしょうか?


実はこれには、シャチハタの構造の特徴が関係してきます。シャチハタはインキ浸透印といって、印面がゴム製の印鑑。そこにインキ液を浸透させていつでも印鑑を押すことができる仕組みになっています。

シャチハタを認印として使用することができない場合には、この印面がゴム製ということが関係してくるのです。印面がゴム製の印鑑の場合には、三文判などの印鑑とは違ってはんこの印面が変形しやすく、印影が変形してしまう可能性があります。

いくら、実印でなくても良い書類とはいえ、認印を押印したということはその人が書類の内容について確認をしたということを示します。

もし、印影が変形してしまう可能性のある印鑑だと、あとでその人が本当に確認をしたのか整合がつかなくなってしまう自体にもなりかねないのです。

そういったことを防ぐために、認印の押印が認められている書類などの場合でも、シャチハタでの押印は認められていないことが多いのです。


印面の変形しやすいシャチハタは、基本的には回覧のサインや宅配便・郵送物受け取りのサインなどの用途として使用する印鑑であるということを覚えておくと良いでしょう。

三文判は実印や銀行印として使用可能

三文判は実印・銀行印として使える

先程もご紹介したように三文判は、安く手に入れることができる印鑑とはいえ、れっきとした印鑑です。そのため、実印や銀行印などの印鑑として登録を行い使用することが可能です。

激安の三文判も実印用の高級印鑑も、印鑑自体の機能性には変わりがありません。たとえ100円の三文判でも、その他の印鑑と変わりなく使うことができるのです。このことが、シャチハタと三文判との大きな違いです。

安い価格で手に入れることができるし、気軽に入手することができるので、三文判を実印や銀行印として使用しようと考えていらっしゃる方もいるのではないでしょうか?

でも、それはあまりおすすめしません。なぜならば、三文判は大量生産された印鑑だからです。


実印や銀行印は、契約の際に使用したり、お金のやり取りなどの際に使われる印鑑。そういった印鑑は、基本的には偽造などのリスクを減らすために、書体などにこだわって印鑑を作成します。

ただ、三文判の場合には工場で製造された印鑑なので、同じ印鑑が世の中に多く出回っています。そのため、偽造をされてしまうどころか、全く同じ印鑑が世の中に存在する可能性も…

その場合には、全く同じ印鑑を悪用されてしまい被害にあってしまう可能性もあるのです。


また、三文判は多くの場合プラスチックで製造されていることがほとんど。そのため、印面が欠けやすいなど耐久性にも問題があります。

実印や銀行印は印面が欠けたり、傷がついてしまうと使えなくなってしまい登録や届け出をやり直す必要が出てきます。

一度印鑑を登録しても、何度も登録をし直さなくてはいけなくなるのは、手間も時間もかかるので面倒。

また、いくら印鑑が安く手に入れることができるとはいえ、印鑑の悪用などの被害にあってしまう可能性が高いのであれば、そちらの方が高くついてしまうこともあります。

実印や銀行印として使用する印鑑を購入する際には、三文判などの格安の印鑑ではなく、最低でも書体にはこだわった印鑑を作成して使用することをおすすめします。


ここまで読んでいただけた方は、三文判とシャチハタの違いから、三文判を実印や銀行印として使用しても良いのかおわかリいただけたかと思います。

「用途の違いについてはわかったけど、印鑑を買うとにには何に注意すればいいの?」と混乱してしまった方もいらっしゃるかもしれません。

そんな方の為に、続いては、実印や銀行印、そして認印を購入する際の注意点についてご紹介いたします。

印鑑を購入する際の注意点

はんこを作るときのポイント

三文判やシャチハタは、実印や銀行印としては不向き。では、印鑑の用途によって、どんなはんこを選べばいいのでしょうか。

印鑑を購入する際は、使いみちに適したはんこを選ぶことが重要です。一見して分かりやすいように、当サイトでは実印・銀行印・認印を購入する際にのポイントをまとめました。

サイズ書体
実印
15㎜~18㎜
可読性が低く、偽造されにくいもの
例:篆書体、印相体など
銀行印
13.5㎜~15㎜可読性が低く、偽造されにくいもの
例:篆書体、印相体など
認印
10.5㎜~12.0㎜
読めるもの
例:楷書体、行書体など


印鑑登録が必要になる実印は、とにかく安全性を高めるために、書体にこだわることをおすすめします。可読性が低く、偽造のされにくい書体を選ぶことで印鑑を悪用されるリスクを低くする事ができるからです。

また、実印の場合には耐久性が高い素材を選ぶこともポイント。最近では熱や水に強いチタン素材などが人気です。サイズは銀行印よりも一回り大きいサイズで作られることが一般的になっています。

銀行印についても実印と同様に、悪用のリスクを避けるために書体にこだわる方が多くいらっしゃいます。また、銀行印はお金の管理に使われる印鑑なので、運気の良い印相体などの書体も人気です。

そして、実印と同じように印影が変わってしまうことがないような強い素材が選ばれることが多く、サイズは実印よりも一回り小さいサイズで作られます。

認印については、実印や銀行印とは違い、価格の安い素材を選んで作成される方もいらっしゃいます。

きちんとした印鑑ショップで購入する場合でも、柘やアクリル素材ならば2,000円程度と価格も安く、三文判とは違って、好きなサイズや書体を選んで購入することが多いですが、一般的には銀行印よりも一回り小さいサイズで作成されます。


激安の三文判やシャチハタなどの既製品はんこは、店頭ですぐに購入できるためとても便利ですが、たとえ認印であっても、やはり大量生産品ではない、品質の高いはんこを持っておくと使い勝手が良いです。

最後になりますが、認印などの印鑑を購入する際にお得に印鑑を作成できる方法についてご紹介いたします。

実印や銀行印も作成するなら通販のセット購入がお得

実印・銀行印はセットで購入がお得

認印に限らず、三文判とは違った印鑑を作成するのであれば、街のはんこ屋で作成するよりも、ネットの印鑑通販サイトを利用するとお得な割引価格で印鑑を作成する事ができます。

通販サイトでは、便利なシャチハタはもちろん、三文判よりも高品質ながら、値段の安い印鑑も揃っています。通販サイトで販売されている印鑑の価格を比較してみると、実店舗で販売されている印鑑に比べて半額の価格ではんこを作成できることも…

それだけ、お得に印鑑を購入できるのであれば、通販サイトを利用しない手はないですよね?

「でも、印鑑をネットの通販サイトで作るのって大丈夫なの?」

そんな方は、印鑑のネット通販サイトの安全性についてまとめていますので、ご覧ください。


そして、通販ショップで更に印鑑を安く作成できるのが、実印や銀行印などの印鑑セット販売。1本ずつ印鑑を購入するより更にお得な価格で印鑑を作ることができます。

印鑑素材によっては、数万円も作成価格を抑えることができるので、特に高価な印鑑素材を選んではんこの作成を検討している方にはおすすめ。

予算に合わせていろいろな印材が選べますし、どんな印鑑がいいのか分からない場合でも、実印・銀行印・認印の組み合わせから注文できるので便利です。また、通販サイトでは、個人向けの印鑑だけでなく、会社設立に使える印鑑も取り扱いしています。

急いでいるときも、通販ならば最短即日発送してもらえることもあるので、用途に合わせて上手く利用するとかなり便利なんですよ。


三文判やシャチハタの違いについて解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?

自分用のはんこが欲しいと思うきっかけは人によってさまざまですが、家族で三文判を使いまわししていた方や、シャチハタはダメと言われた場合などを期に新しく印鑑を購入される方もいらっしゃいます。

そうした場合には、せっかくだからと実印や銀行印をセットで購入される方も少なくありません。

セット印鑑と言っても、印鑑の材質によって値段はさまざま。印鑑の通販ショップならば、高級素材にこだわりたい方から、とりあえず安い素材を選びたい方まで、どんな方でもお気に入りの印鑑が見つかります。

「でも、ネットには通販サイトがたくさんあるから、どの通販サイトを選べば良いのか分からない。簡単に通販サイトを比較できたら良いのに…」

お任せください。そんなあなたのために、印鑑専門の当サイトがネット上にある20社を超える印鑑通販サイトを徹底比較。分かりやすいようにカテゴリー別にして、ランキング形式にしました。

これから、通販サイトを利用して印鑑の作成を検討している方は、ぜひご参考にしてください。



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