会社名が英字の場合の個人事業主向け法人認印の書体(字体)に関する情報
角印を英語で作成する前に押さえておくべきポイントとは
グローバル化が進む今、社名が英語だったり、名前にアルファベットが入っている会社も増えています。
それに伴い、会社設立に欠かせない角印(会社認印)を、英語で作成する必要がある個人事業主の方なども多いのではないでしょうか。
このページでは、角印を英語で作成する予定の方のために、伝統的な漢字やひらがなで角印を作成する場合との違いを解説しています。
角印を英語で正しく作る際の参考にしていただければ幸いです。
会社印鑑は社名がアルファベット表記でも問題なし
角印はもちろん、会社印鑑は、印影にアルファベットなどの英語表記を入れて作成することも可能です。基本的には、どのお店で角印を作成する際も、大文字・小文字どちらの英語表記にも対応しています。
印面の行数や改行位置を決められるお店も多いので、英語表記の区切りを考えて指定して角印を作成しても良いでしょう。
ちなみに、角印の印影は、文字数などのバランスによって「社名のみ」・「社名+印という文字」・「社名+之印という文字」のいずれかで作成します。これは英語表記の場合も同様です。
角印に一般的な書体・文字デザインの種類
角印には書体にいくつか種類があり、好きなものを選んで作成できます。そして、多くのお店ではそれぞれの書体にアルファベットの英語表記もあるため、英語で角印を作成する場合も書体を選ぶことが可能。
そこで、英語表記を含め角印として一般的に選ばれている書体の種類をご紹介したいと思います。
会社印鑑に多いのは篆書体と印相体(吉相体)
社名が通常の漢字やひらがなの場合も、英語表記の場合も、角印のような会社印鑑の書体としてよく使用されているのは篆書体と印相体。篆書体は日本の紙幣にも使われている書体で、印相体は開運の書体とも言われている縁起の良い字体です。
どちらも会社印鑑に相応しい風格があり、角印を英語表記で作成する際にもおすすめの書体です。
大手印鑑通販サイト「ハンコヤドットコム」の統計によると、英語表記の場合も含め、角印などの会社印鑑の書体は、76%が篆書体、23%が印相体で作成されています。
社名が英字の場合、印影は縦書きよりも横書きがおすすめ
上記でご説明してきたように、角印を英語表記で作成する場合も、ひらがなや漢字の場合とそれほど大きな違いはありませんが、1つだけ英語表記特有のポイントがあります。それは、角印の印影に入る社名の文字の方向。
角印の印影は、縦書きと横書きのどちらかで作成します。
一般的には角印の社名は縦書きで作成しますが、英語表記の場合は、読みやすさを考えて横書きで作成した方が良いと言われています。
ただし、英語表記だから必ずしも横書きにしなければいけないというわけではないので、縦書きの英語表記で角印を作成することも可能です。
以上を押さえれば、英語表記の角印もスムーズに作成できるでしょう。
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