住所印やはんこスタンプを作成する時のデザイン
ゴム印の書体を紹介!おすすめやオリジナルフォントの注文方法も
ゴム印の書体は、好きな書体を選べるだけでなく、自作のオリジナル書体でも作成可能。
皆さんが作成するゴム印の種類や用途に合わせて、書体を決めることが大切です。
そこで、このページでは、主なゴム印の種類をご紹介しながら、「一般的に選べるゴム印の書体」と「オリジナル書体でゴム印を作成する方法」をまとめました。
事務作業に使用するためのゴム印作成から、オリジナルのゴム印を作る方まで、ゴム印の書体選びのお役に立てば幸いです。
一般的なゴム印の書体
ゴム印の書体は、店で取り扱いのある書体の中から、好きな書体を選ぶことができます。店によって選べる書体の種類は多少異なりますが、次に挙げる6つの書体が一般的なゴム印の書体です。
明朝体
明朝体は、縦と横の線の太さが違い、横の線に対して縦の線が太い書体。 横の線の右端や曲がり角の右側に、ウロコと呼ばれる三角形の山がある書体です。文字が小さくても比較的読みやすい書体のため、会社や個人で使う住所印のゴム印を作る時に向いています。
ただし、あまりに小さい文字の場合は印影が潰れてしまう恐れがあるので、文字数の多いゴム印を作る時は他の書体も参考にしましょう。
隷書体
隷書体は読みやすく、ゴム印などの印鑑に人気の書体です。文字の太さが均一なのできちんとした印象があり、会社印の書体として選ばれています。隷書体は文字に細い部分がなく、朱肉と接する面積が広いので、文字の欠けが起きにくい丈夫な書体です。
楷書体
楷書体はゴム印など、あらゆる印鑑の書体として広く使われ、人気が高い書体です。 読みやすく堅実な印象の書体であるため、会社のゴム印の書体にもよく使われています。読みやすい書体でゴム印を注文したいという方におすすめの書体です。
行書体
行書体は楷書体を崩した書体で、流れるような美しい線を持った文字。会社のゴム印の書体に選ぶ方も多いですが、女性からの人気も高く、認印を作る時にも選ばれている書体です。
文字の線にメリハリがあるデザインのため、文字数が多いゴム印よりも、文字数が少ないゴム印に向いています。
角ゴシック体
角ゴシック体は可読性が高いくっきりとした書体なので、大きな文字のゴム印を作る時に適しています。文字数が多いと読みにくくなるので、文字数が多いゴム印を作る場合は他の書体がおすすめです。
文字が1行のゴム印を注文したい時は、角ゴシック体が良いでしょう。
丸ゴシック体
丸ゴシック体は柔らかな印象の書体で、角ゴシック体よりも多くの文字数をゴム印に入れることができます。文字数が多い住所印などのゴム印を作る時は、丸ゴシック体がおすすめの書体です。
ゴム印などの印鑑は、書体によって印象が変わるので、ゴム印を作成する際は、ゴム印をの用途に合った書体をイメージしましょう。
しかし、「決まった書体ではなく、オリジナルデザインでゴム印を作成したい」という方もいらっしゃるかもしれません。
そこで、オリジナル書体でゴム印を作成する場合の注文方法について、次の項目で詳しくご紹介していきたいと思います。
データ入稿でオリジナルフォント・デザインにも対応
ゴム印をデータ入稿で注文すると、自作のフォントなどのオリジナル書体でゴム印の作成が可能。店舗やサイトによって、対応している入稿方法に違いはありますが、はんこ店では、テキスト入稿、データ入稿、オンライン入稿の3種類の方法でゴム印を注文できることが多いです。
ここで、それぞれの入稿方法の概要尾ご紹介しながら、オリジナル書体でゴム印作成ができるデータ入稿とは何かをご説明していきましょう。
テキスト入稿
注文する時にゴム印の印影に入れる文字を入力して、ゴム印を作成する方法。書体は、決まった書体から、イメージに近い書体を選びます。ゴム印を作成するお店によって違いますが、先ほどご紹介したような4~6種類の書体から選んでゴム印を作成することが多いです。
テキスト入稿でゴム印を作成する場合は、書体だけでなく、文字のサイズや文字数にも制限があるため、ゴム印のレイアウトや書体にこだわらず、簡単にゴム印を作る時に向いています。
オンライン入稿
サイト上のゴム印デザイン編集画面を使って、自由なレイアウトでゴム印を作る方法。お店の編集ソフトを使用するため、書体の種類は決まっていますが、レイアウトは細かく作成できるので、テキスト入稿よりもオリジナリティの高いゴム印を注文できます。
データ入稿
アドビ社の「Adobe illustrator」というソフトを使って印影をデザインし、ゴム印を作成する方法。入稿したデータがそのままゴム印の印影になるため、見本の書体以外にも、会社のロゴに合った書体などのオリジナルのフォントでゴム印を作成できます。
罫線や数字なども自由なレイアウトで入れられるのが魅力です。
つまり、最初にご紹介したような書体から選んでゴム印を作成する場合は、テキスト入稿やオンライン入稿、オリジナル書体でゴム印を作成する時は、データ入稿でゴム印を作成します。
そして、どの入稿方法でゴム印を作成するかどうかは、作成するゴム印の用途にもよると言えるでしょう。
そこで最後に、主なゴム印の用途や種類を簡単に見ておきたいと思います。
用途に合わせて入れる文字を決める
ゴム印には色々な使い道があります。法人で使うゴム印は、例えば以下のような種類。
- 領収書などに押す日付印や回転印
- 封書やはがきなどに押す住所印
一方、個人で使うゴム印の例は以下の通り。
- 年賀状などのはがきにスタンプする住所印
- のし袋などにスタンプする氏名印
このように、ゴム印には色々な種類がありますが、大きく分類すると、「住所印」と「オーダーメイド印」に分けることができます。
住所印
住所印は、会社や事務所などの連絡先が入っているゴム印。ゴム印の中でも、特に判を押す機会が多く、住所印=ゴム印を指すこともあるゴム印の代表的な種類です。
はんこ店によって違いはありますが、住所印の印影に入る項目は、一般的に以下の通り。
- 会社名
- 郵便番号
- 住所
- 電話番号
- FAX番号
- メールアドレス
- URL
必要な項目を選び、順番や書体を決めて作成します。 住所印のゴム印はレイアウトの型があるため、テキスト入稿で、書体を選んで作成するケースが多いです。
ちなみに、年賀状などのはがきに押すための住所印は、横向きではなく縦向きのゴム印にするなど、用途に応じて書体の向きも選びましょう。
オーダーメイド印
住所印以外の、好きな文字を入れたゴム印のこと。オーダーメイドのゴム印は、テキスト入稿でも作成可能ですが、オンライン入稿やデータ入稿にて、決まった書体以外のデザインや自由なレイアウトでもゴム印を作成する方も多くいらっしゃいます。
また、オーダーメイドのゴム印はサイズ展開が様々で、住所印と同じ縦と横の長方形他にも、正方形のスタンプなどでゴム印を作成できます。
以上を参考に、自分が必要なゴム印を確認し、用途に合った書体でゴム印を作成しましょう。
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