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シャチハタのインクを補充する際の注意点!印影が薄い原因も解説
お手軽で日常的に使いやすいシャチハタ。でも実は、間違えたインクを補充してしまうと使えなくなってしまうこともあるんです。
せっかく、購入したシャチハタがインクの交換で使えなくなり、無駄にしてしまうのはもったいない…
「シャチハタのインクの補充方法について詳しく紹介しているページってないの?」
そんなシャチハタのインクの補充についてお悩みの方のために、印鑑専門メディアの当サイトがインクの補充方法について徹底解説。
最後まで読んでいただくことで、インクを補充する際の悩みを解消することができます。
そして、実は専用インクを使って補充を上手く行なうと、印影の写りが格段に良くなり、より長い期間シャチハタを使うことができるんです。
知っておくだけで得するシャチハタのインクの補充について、さっそく見ていきましょう。
覚えておきたい!シャチハタのインクを補充する際に注意すべきこと
さっそく、シャチハタのインク補充についてご紹介していきたいと思いますが、そもそもシャチハタは消耗品であり、永久に使えるわけではないということはご存知でしょうか?シャチハタの印面を見ていただけるとわかるのですが、シャチハタはインクを印面に浸透させて使うインク浸透印と呼ばれる印鑑。
シャチハタの印面は特殊なゴムで作られていて、そこにインクが染み込んで捺印をするという仕組みです。
通常の印鑑とは違って朱肉を必要としない代わりに、インクがどんどんと減っていくので、インクがなくなってしまったら使うことができなくなってしまうんですね。
「じゃあ、インクのなくなってしまったシャチハタはもう使えないの?」
そんなことはありません。
シャチハタはインクがなくなっても新しいインクを補充するだけでまた使えるようになります。
ただし、いくらシャチハタといえど、インクを補充し続ければ永久に使うことができるのかというとそうではありません。先程もご紹介したように、シャチハタの印面は特殊なゴムで作られています。
印面がゴムということは、実印などの印鑑に比べて印面が消耗しやすく、スレやキズなどができやすいので、繰り返し使用しているうちに印面が消耗して、綺麗な印面が残せなくなってしまうんですね。
ただし、使えなくなってしまうと言っても使用回数は膨大。
当メディアが調査したところ、シャチハタで有名なシャチハタ株式会社のシャチハタは、インクを繰り返して補充していくことで、100,000回も使用することができます。
100,000回というと、1日に10回捺印したとしても25年間使うことができるという計算になります。
これだけ使えるのであれば、一度シャチハタを購入すればほとんど買い換えることなく使い続けられそうですね。
でも、これはシャチハタのお手入れをしっかりとしながら大切に使っていった場合です。乱雑に使ってしまっては、すぐにシャチハタが使えなくなってしまうかもしれません。
どんな印鑑であってもせっかく購入したのであれば、なるべく長く大切に使っていきたい。
実はシャチハタはインクの補充時に2つのことを注意をするだけで、簡単に寿命を伸ばすことができるんです。
インクの種類
シャチハタを長く使うために、インクの補充時に注意することは、まずはシャチハタのインクの種類を確認して、使っているシャチハタのインクと同じ種類のインクを使用するということです。シャチハタと聞くと、一見どれも同じように聞こえるかもしれませんが、実はシャチハタにもいくつか種類があり、使われているインクにもそれぞれ違いがあります。
そのため、シャチハタのインクを補充する時には、補充するインクの種類を間違えてしまうと上手くインクが浸透せずに、捺印しても印影が残らないという結果に…
最悪の場合には、インクが詰まってしまって、シャチハタが使えなくなってしまうということにもなりかねません。
シャチハタのインクを補充する際には、必ず使用しているシャチハタに適したインクを選んで補充することをおすすめします。
もちろん、普段使っていたインクとは違う色のインクも避けた方が良いですね。
印面の汚れ
そして、シャチハタのインクを補充する前にもう一つ確認をしておきたいことは、シャチハタの印面の確認。印面の確認といわれても具体的に何を確認すればよいのかイメージがつかないかもしれませんが、特別難しいことはありません。単純に印面にホコリなどの汚れがついていないかを確認するだけです。
シャチハタの印面は特殊なゴムでできていて、そこにインクが浸透することにより捺印をすることができる印鑑。
実印などの朱肉を使う印鑑とは違って、使用後にわざわざ印面のインクを拭き取るようなことはほとんどしないでしょう。
そのため、シャチハタは朱肉を使う印鑑に比べて印面に汚れが溜まりやすいという欠点があります。印面に汚れがつくとどうなるのかイメージできますでしょうか?
印面に付着した汚れは、浸透してきたインクを吸って印影の色合いにムラが出来てしまうだけでなく、汚れが邪魔をして綺麗な印影が残せなくなる原因になります。
ホコリなどの汚れをそのままの状態にしておくと、インクの浸透を妨げてしまうためなのです。
綺麗に捺印するだけでなく、シャチハタを長く使うためにも、シャチハタのインクの補充時に印面の汚れを取りましょう。
「でも、シャチハタの印面の汚れってどうやって取るの?」と疑問を持たれた方もいらっしゃるかもしれません。
いくら、綺麗な印面を残せて長持ちするからと言っても、手間がかかるようではちょっと面倒ですよね?
ご安心ください。シャチハタの印面の汚れを取る方法は意外なほど簡単、用意するものもお手軽です。
シャチハタの印面の汚れを取るために用意するものは「セロハンテープ」。
やり方は簡単で、セロハンテープを適当な長さに切り取って、粘着面で印面をトントンと軽く叩くだけです。これだけで、粘着面がシャチハタの印面に付着しているホコリなどの汚れを綺麗にとることができます。
ただし、この時には汚れをしっかり落とそうと思ってあまり強く押し付けてしまうと逆効果。
印面を押し付けてしまうことによって、印面が潰れてしまい、綺麗な印影が残せなくなってしますので、気をつけましょう。
それから、汚れを取る際にガムテープなどセロハンテープ以外のテープを使うこともおすすめしません。
なんとなく、ガムテープなどの方が粘着力が強いので、「汚れが綺麗にとれるのでは?」と思ってしまいがちです。
でも、実はガムテープ等の粘着力の強いテープを使ってしまうと、シャチハタの印面を傷つけてしまい、使えなくなってしまうことがあります。
シャチハタのインクの補充時に印面をクリーニングする際には、しっかりと汚れを落とそうとせずに、セロハンテープで優しく汚れを取るくらいな感じでクリーニングをすることをおすすめします。
印鑑の掃除・手入れ方法を伝授!ここだけの裏ワザも
さて、まずはシャチハタのインクを補充する前に知っておきたい注意事項についてご紹介してきました。
でも中には、「しっかりと注意したのに、補充後の印影が薄い…」とお悩みの方もいらっしゃるのではないでしょうか?
続いては、シャチハタのインクを補充しても印影が薄いとお悩みの方に向けて、その原因と解決方法についてご紹介していきます。
シャチハタの補充をしても印影が薄い理由
シャチハタのインクを補充した後でも印影が薄いのはいくつかの原因があります。順番にご紹介していきましょう。印面が汚れている
まず一つ目は印面が汚れているということ。こちらは先程インクを補充する際に注意することでもご紹介しましたが、インクを補充しても印影が薄い場合には、シャチハタを捺印する前に印面の汚れを確認すると良いです。
シャチハタの印面は常にインクによって水気がありますので、ちょっと使用しただけでも汚れがつきやすくなっています。
インクを補充したのに印影が薄いという時には、まずは印面に汚れが付いていないか確認してみることをおすすめします。
インクが少なくなっている
「印影が薄い」そんな時には、インクが少なくなっているのがそもそもの原因かもしれません。シャチハタはインクが印面に浸透することで捺印することができる印鑑。そのため、そもそも大元であるインクがなくなってしまっては使うことが出来ません。印面の汚れを落としたのに全然印影が濃くならない…
そんな時には、シャチハタのインクの残量を確認してみると良いでしょう。
少なくなっていたら、インクを補充すれば、印影は元通り濃くなるはずです。
インクの補充までには時間がかかる
シャチハタの印面の汚れもとったし、インクも新しいものに変えたのにそれでもまだ印影が薄い。ここまでしたのに改善されないとなると、「いよいよ使えなくなってしまったのかな?」と思われる方もいらっしゃるかもしれません。
でも、ちょっと待って下さい。シャチハタはインクを補充してもすぐに今まで通り使えるわけではないのです。
実は、シャチハタのインクは補充してからしばらくしないと、印面にまで浸透しないんです。
「インクを補充したのになかなか印影が濃くならない」というときには、印面を下にしてシャチハタのインクが浸透するまでしばらく待ってから、捺印してみると良いでしょう。
補充期間の目安
シャチハタのインクを補充する際の注意点や印影が薄い場合の対応方法についてご紹介してきましたが、そもそもシャチハタのインクの補充時期はどうやって見分ければ良いのでしょうか?シャチハタのインクの補充時期の目安は、印影が薄くなってきた時。
そんなの当たり前だと思われるかもしれませんが、印影が薄くなり、かつ印面の汚れをとってもなかなか印影が濃くならない場合は、インクの補充時期です。
時間の目安としては12時間。シャチハタの印影が薄いなと感じた時には、そのまま使用せずにおよそ半日程度そのまま放置してください。
放置する場合には、インクが浸透しやすいように印面を下にして置いておくと効率的にインクを浸透させることができます。
12時間経過後も捺印の印影が薄いようであれば、そのシャチハタはインクの補充のタイミングです。
100均のインクは使っても大丈夫?
最近では、ダイソーやセリア等などの100円均一のチェーン店の店舗でも、印鑑やシャチハタを見かけるようになりました。印鑑やシャチハタが販売されているので、売り場で朱肉や補充用の専用インクが販売されているのを見かけたことがある方もいらっしゃるでしょう。
100均に補充用のインクまで販売されていると、安いのでついつい買ってしまいたくなります。ただし、100円均一で販売されているシャチハタのインクを補充するのはちょっと待ってください。
実は100円均一で販売されている補充用インクは、正規品のインクに比べてインクが印面に浸透しにくかったり、目詰まりを起こしてしまう可能性が高くなります。
そして、初めは純正のインクと変わらずに使えたと思っていても、回数を重ねるうちに、シャチハタを傷めてしまう可能性もあるんです。
100円均一の補充用インクは安いといっても、シャチハタ本体を傷めてしまうようではあまり使いたくないですよね?
でも、シャチハタの補充用インクってどのくらいの値段で販売されているのでしょうか?実はシャチハタの純正補充用インキは、思いの外安く購入する事ができるんです。
私が大手のネット通販サイトを調査したところ、代表的なシャチハタの「ネーム9」の純正インクは、カートリッジが2本入って290円と、かなり安い値段で手に入れることができました。
2本で290円ということは、1本あたり145円。100円均一で販売されているシャチハタの補充インクより若干高いくらいで、純正のインクを購入することができるんです。
しかも、純正のインクをシャチハタに補充した場合の捺印回数は3,000~5,000回。
100円均一で販売されているシャチハタの補充インクは、純正のインクに比べて早くなくなりやすい傾向があるということも考えると、純正のインクは決して高い値段で販売されているわけではないんです。
もちろん、シャチハタには100円均一で販売されている補充用インクを使用しても普通に使えることもあります。
ただ、捺印回数や目詰まりの可能性を考えると、基本的には純正の補充インクを使用する事をおすすめします。
シャチハタのインクの補充についてご紹介してきましたがいかがでしたでしょうか?
シャチハタは認印として日常での使用用途が高い印鑑ですが、しっかりと注意してメンテナンスをすれば、何十年も長い期間使うことが出来ます。
メンテナンス時の注意事項も手間のかかることではないですし、補充用のインクも安く購入出来ますので、シャチハタのインクを補充する際には、ぜひこちらのページでご紹介したことをご参考にしてください。