ステンレス印鑑の特徴
ステンレス印鑑の特徴とチタンとの違い!実印や銀行印にもおすすめの素材
珍しい印鑑素材のひとつにステンレスがあるのはご存知でしょうか?
最近では、見た目や捺印性だけでなく、耐久性のある印鑑が人気。特に金属製の印鑑素材は、捺印性・耐久性に優れた特徴を持つ印鑑素材なので、実印や銀行印などのはんこを作成する際の素材として選ばれることが多くなっています。
金属製の印鑑素材としては、チタンが人気になっていますが、チタンにも劣らない機能性を持つ素材がステンレス。
機能面だけでなく、印鑑素材としても珍しいので、人とは違うはんこをお求めの方にもおすすめです。
当ページでは、珍しい印鑑素材のステンレスについて、その特徴を徹底解説。最後まで読んでいただくだけで、ステンレス印鑑についての全てを知ることができます。
珍しい印材ステンレス印鑑の特徴
あなたはステンレスの印鑑と聞くとどんなイメージをお持ちでしょうか?印鑑の素材としてステンレスが使われるのは珍しいので、ステンレス印鑑をすぐにイメージできる方はあまり多くないかもしれません。
ステンレスというと、食器や水回りに使われることが多いですが、ステンレス印鑑も同じような感じの色合いがあるのがステンレス印鑑の見た目の特徴。
金属系の印鑑ですが、あまりギラギラした感じはなく、シックで高級感のある洗練されたイメージです。
金属系の印鑑を選ばれる方の中には、光り輝くボディの質感を求める方もいらっしゃいますが、ステンレスの印鑑の表面はマッドな仕上がり。
金属印鑑で落ち着いた雰囲気をお求めの方にはおすすめの素材です。
そして、ステンレス印鑑の印鑑としての特徴はこちらの3つ。
ステンレス印鑑の特徴
- 水に強く錆びにくい
- 耐久性が高い
- 捺印性が高い
まず、第1の特徴は錆に強いということ。
ステンレスは、クロムとニッケルを含んだ合金で、先程もご紹介をしたように、キッチンの流し台やスプーン・フォーク、ドアノブなどに使われている金属です。
水回りに使われることが多いのは、ステンレスが錆に強い金属であるからなんです。実はステンレスという名前も、ステイン(よごれなど)+レス(付かない)という2つの言葉から成り立っていて、ステンレスが錆だけでなくよごれにも強い金属であるということがその名前からもわかります。
印鑑を水場で使用するなんてことはありませんが、実印や銀行印などの登録・届け出を行なうような印鑑は、印面が変化してしまうと使えなくなってしまいます。
そのため、できるだけキズやよごれに強い印鑑素材を選んで作成することが望ましく、錆に強いステンレスは印鑑素材にも適しているといえます。
第2の特徴は、耐久性があるということ。
ステンレス印鑑は、金属系の印鑑のため、木材系の素材や欠けやすい琥珀などの素材く比べると、強度が高く耐久性があります。
さらに、摩耗にも強いという特性がありますので、こちらも、先ほどと同じように、印鑑のキズや欠けを予防できるという観点から、実印や銀行印などのはんこの素材としておすすめです。
そして第3の特徴は、捺印性が良いということ。
なぜ、ステンレス印鑑の捺印性が良いのでしょうか?実はステンレス印鑑は金属系の素材のため印鑑自体の重さが木材系のはんこに比べて少し重くなります。
印鑑の重さが重くなると、軽い力でもきれいな印影が残るので、特に力のない方にはおすすめの素材となります。もちろん、朱肉のノリも良いんですよ。
実印・銀行印・認印として使用可能
ステンレス素材の印鑑は、その特性から実印や銀行印におすすめのはんこであるとご紹介をしましたが、その他の印鑑(認印)としてももちろん使うことは可能。耐久性が高くて変形もしにくいので、使用頻度の高い認印にもぴったりです。ただし、ステンレス印鑑を実印として使用するためには注意も必要です。
それは、印鑑のサイズに注意するということ。
実は印鑑を実印として使用するためには、住民登録をしてある役所で印鑑登録をする必要があり、登録の際にははんこのサイズに規定を満たしている必要があります。
このサイズを満たしていないと、いくら機能性が高く、高価な素材で印鑑を作っても実印として使うことはできないのです。
こちらのページでは、実印の登録が行えるサイズで性別べつにおすすめのサイズをまとめました。銀行印や認印についてもおすすめのサイズを一緒にまとめましたので、ステンレス素材を選んで印鑑を作成する際にはご参考にしてください。
印鑑を作成する場合のおすすめのサイズ
男性 | 女性 | |
---|---|---|
実印 | 15.0㎜~18.0㎜ | 13.5㎜~16.5㎜ |
銀行印 | 13.5㎜~16.5㎜ | 12.0㎜~13.5㎜ |
認印 | 12.0㎜~13.5㎜ | 10.5㎜~12.0㎜ |
一般的に実印として登録できる印鑑のサイズは、印面が8.0㎜から25.0㎜の正方形に収まる大きさのものというルールがあります。そのため、こちらでご紹介をしたサイズで印鑑を作成しておけば、基本的には印鑑登録の際にはんこの大きさで登録ができないということはないでしょう。
そして、実印はの際にサイズの規定があるとご紹介をしましたが、銀行印と認印については、大きさについては特に厳密なルールはありません。
ただし、一般的には男女共に銀行印は実印よりも一回り小さく、認印は銀行印より一回り小さいサイズで作成する傾向がありますので、印鑑の作成の際にはそうしたことも頭に入れておくと良いでしょう。
チタン素材との違い
印鑑間素材の中でも、金属系の素材は耐久性と捺印性が高いので、印鑑素材としての評価が高く、また、人気の素材です。その中でも、特に注目を集めているのだチタンで、機能性だけでなく、シックで落ち着きがあるデザインから、個人印鑑だけでなく法人の印鑑としても人気が高いです。
ただ、こちらでもご紹介をしているように、ステンレス印鑑も印鑑としての機能性が高く、見た目もチタンと大きな違いはありません。
では、人気のチタンとステンレスには金属系印鑑としてどのような違いがあるのでしょうか?
こちらでは、2つの印材について機能面や購入価格などにつていひと目で比較できるように表にまとめましたので、どちらにしようか悩んでいるという方はご参考にしてください。
ステンレス | チタン | |
---|---|---|
購入価格 | 安い | 高め |
カラー | 種類は少なめ | ブラスト、ミラーなど種類がある |
重さ | チタンより重い | 程よい重さ |
強度 | 硬度はチタンよりも高いものの、熱膨張しやすい | 熱や水に強く、伸び縮みしにくい |
金属アレルギー反応 | 原料の含有量によって起きる場合がある | 起きにくい |
錆び | 錆びにくい | より錆びにくい |
こちらの表のようにステンレスとチタンを比較すると、チタンはステンレスと比べて、熱に強くさらに、錆びに対してもさらに強くなっています。そして、金属のアレルギーの反応も出にくいということがわかります。
ただ、その分購入時の金額は高くなるのがデメリット。
機能面では多少劣る部分もありますが、そこまで大きな差はありませんので、できるだけ印鑑作成の際のコストを安くしたいのであれば、ステンレスを選ぶのも良いでしょう。
こちらではさらに、そのほかの金属素材と、ステンレス印鑑との違いを簡単にまとめました。
種類 | ステンレス印鑑との違い |
---|---|
アルミニウム | 軽い、水濡れに弱い、コーティングによりカラーが豊富 |
コバルトクロムモリブデン | アレルギー反応が起きにくい |
シルバー | 価格が高い、(金属系素材の中では)変色しやすくメンテナンスが必要 |
それぞれの素材によって多少の違いがありますが、ステンレス、チタン、アルミなど金属素材の印鑑は、金属の持つ落ち着いた雰囲気が大人気のポイントのひとつです。
見た目が同じような印鑑を素材として検討している場合に、それぞれの素材の特徴を考慮して、自分が求めている特徴にあった素材を選ぶようにすると良いでしょう。
ステンレス印鑑を販売している通販サイト
ステンレス素材を使用した印鑑は、珍しい素材なので取り扱っている通販サイトはかなり少ないです。大手通販サイトでも、扱っていないことがほとんどなので、ネットを使っても通販サイト探しには時間がかかってしまうかもしれません。
ステンレス印鑑のように、金属素材の印鑑に興味をお持ちの方は、見た目や機能性にほとんど差がない、チタンやコバルトクロムモリブデン、アルミニウムの印鑑もおすすめ。
特にチタン印鑑は、注目を集めている印材ということもあって、取り扱い店舗も多く、豊富なデザインや好みのサイズ・カラーを選ぶことが可能。急ぎで実印や銀行印をお求めの場合も、通販ならば、チタン印鑑を即日出荷ですぐに購入できます。
ぜひ、この機会に耐久性抜群のメタル印鑑を手に入れてみてはいかがでしょうか。