個人の実印・銀行印・認印、会社用法人印の印鑑の字体・フォント

印鑑の書体は種類ごとにおすすめが違う!選び方を徹底解説

実印や銀行印などの印鑑を作る際、基本的に書体は自由に選べます。

「どんなデザインがあるの?」「おすすめは?」と疑問に思われている方も多くいらっしゃいますが、実は印鑑の書体は、作成する印鑑の種類や性別によっておすすめが違います

そこで、一般的な書体をご紹介しながら、印鑑の種類ごとのおすすめを徹底解説。

個人の実印・銀行印・認印から会社印まで、書体選びを完璧にサポートします!



一般的な印鑑の書体一覧

まずは、一般的な印鑑の書体6種類を一気にご紹介しましょう。

篆書体てんしょたい

象形文字から誕生したと言われる篆書体は、印鑑書体の元祖とされている、歴史的の古い書体。

印鑑以外にも日本のお札などに使われている書体で、威厳や風格があり、実印などの個人印鑑や、法人印鑑で人気の書体です。

印相体いんそうたい

篆書体をベースに誕生した印鑑の書体。力強い印象と合わせて、印影が複雑でセキュリティ対策となり、枠も欠けにくい実用的な印鑑書体です。

吉相体きっそうたいとも呼ばれる縁起の良い書体で、特に銀行印に最適です。

隷書体れいしょたい

篆書体から派生して、より簡略化した印鑑書体

読みやすく、実印や銀行印よりも認印などの印鑑におすすめです。

古印体こいんたい

文字の丸さが特徴な古印体は、隷書体から派生し、日本で独自に作られた書体。

隷書体と同じく、実印や銀行印よりも、認印などの印鑑に使われることが多い書体です。

行書体

読みやすく、女性らしい優美な印象のある印鑑書体です。

楷書体

一点一画を離して書く印鑑書体で、日本では教科書などに採用されています。

主な印鑑の書体を簡単にご紹介しましたが、これだけ種類が多いと、実際に印鑑を選ぶ際にどの書体を選べば良いか迷ってしまうという方も多いのではないでしょうか。

そこで、今度は作成する印鑑の種類別に、おすすめの印鑑書体を見ていきたいと思います。


はんこの種類別おすすめ書体と選び方

印鑑の種類とおすすめの書体は以下の通り。

印鑑の種類おすすめの書体
個人印鑑 実印 篆書体
銀行印 吉相体
認印(シャチハタも含む) 隷書体・古印体
法人印鑑 代表者印・法人銀行印・角印 篆書体
ゴム印 楷書体

一般的に、個人の実印・銀行印会社用の法人印鑑は可読性の低い篆書体や印相体認印やゴム印読みやすい書体を選ぶと良いと言われています。

それぞれの印鑑において、なぜ上記に挙げた書体が人気なのか、詳しくご説明していきましょう。

個人の実印・法人印鑑は篆書体が人気

個人の実印や法人印鑑の書体で、最も人気があるのが篆書体です。

実印や法人印鑑(ゴム印を除く)は大きな効力を持った大切な印鑑なので、紛失時などに簡単に偽造・複製されることがないよう読みにくい=可読性の低い書体を選ぶことがポイント。

そのため、安全面を考慮すると、篆書体のように複雑な印鑑書体がおすすめです。

篆書体と同じく可読性が低いと言われている印相体も良いでしょう。


また、実印や法人印鑑を作る際は、書体以外にもサイズ印材(素材)の材質などの作成ポイントを押さえる必要があります。それぞれ以下のページに、印鑑の価格や即日作成できる印章店などの情報も合わせてまとめてあるので、ぜひ参考にしてみてください。

実印作成のポイントを確認 会社印鑑作成のポイントを確認


銀行印は印相体(吉相体)がおすすめ

銀行印には、もともと古印体などの読みやすい書体が好まれていましたが、複製防止の点から、最近は実印と同じく篆書体印相体などの印鑑書体で作成することが多くなっています。

特に、印相体(吉相体)は、名前からイメージできる通り開運書体と言われ、風水の点から、お金に関わる銀行印の縁起担ぎとして選ぶ方も多い印鑑書体。

ちなみに、書体に関連し文字の向きについて補足すると、銀行印は横彫りで作成することが一般的です。

この理由には、通常縦彫りである実印との区別をつけるため降りてきた運気を流さず受け止めるという言われなどがあります。

書体以外の銀行印作成のポイントを確認

認印・ゴム印は読みやすい印影が良い

認印用の印鑑は、個人の実印や銀行印、会社印鑑などとは違い、隷書体や古印体のように可読性の高い書体で作成すると良いでしょう。

何故かと言うと、認印は、社内文書や回覧板などに使用する機会もある印鑑であるため。

誰が押印した印鑑かがすぐに分かるようにする必要がある場合は、名前が読みやすい書体を選ぶと便利です。

また、会社印鑑の中でもゴム印は用途が多岐に渡るため、内容に合わせて書体を選ぶ必要がありますが、一般的な住所などを入れるゴム印は、読みやすい楷書体がおすすめです。


女性用印鑑におすすめの書体

太枠篆書体
ここまでご紹介した書体は、男性・女性ともにおすすめの印鑑の書体ですが、特に女性に人気が高い書体が太枠篆書体(細篆書体)

篆書体がベースですが、他の印鑑書体と比べると文字が細身で、柔らかく軽やかな印象を与えることが、女性に人気の理由でしょう。

文字の部分とは対照的に、印影の枠が太いため強度もあり、女性用の実印や銀行印などの印鑑の書体としておすすめです。


ちなみに、「名前がひらがなやアルファベット」という方がいらっしゃるかもしれませんが、印鑑の書体は、もちろんひらがなや英語表記にも対応しているのでご安心ください。


注文・購入前に印影プレビューでサンプル見本を確認

印鑑の書体を選んだら、どのような印影に仕上がるのか事前にサンプルを見たいという方もいらっしゃることでしょう。

現在、多くの印鑑ネット通販会社には印影プレビュー製作サービスがあり、印鑑の購入前に、書体や文字の仕上がりの見本画像を確認可能。

印鑑の作成前に完成イメージを見ることで、書体選びの失敗も防げるので、ぜひ活用してみてください。



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Sirusiの代表者印用
オリジナル書体
冒頭でご紹介した一般的な印鑑の書体以外にも、オリジナル書体で印鑑を作成できるお店もあります。

例えば、通販サイトSirusiは、篆書体や印相体はもちろん、オリジナル印鑑書体が豊富。

個人印や会社実印用のオリジナル書体の新作デザインが次々と出ているので、「他の人と被らない珍しい印鑑を作りたい!」という方は一見の価値ありです。

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書体は印影の印象に大きく影響する、印鑑の個性の見せ所。ぜひ、お気に入りの書体で印鑑を作成してみてくださいね。

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